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大和路を訪ねて 

〜 私の一押しの大和路 〜 【3】  米田嘉浩

前回、「山の辺の道」は古代の市場であった「海石榴市(つばいち)」に辿り着きました。急ぐあまり、大切な所の説明がなおざりになってしまいました。大変に罰当たりなことです。

そこは、「金屋の石仏」です。平安時代後期の作成と言われ、道沿いの収蔵庫の中に安置されています。この2体の石仏は右側が「釈迦如来像」、左側が「弥勒如来像」だそうです。

仏様には「如来」を筆頭に「菩薩」、「明王」、「四天王」、「十二神将」、「八部衆」等諸尊がいらっしゃいますが、その最高位が如来であり、その如来の筆頭が、釈迦如来だそうです。

如来のうち唯一歴史上存在したのが釈迦如来で、釈迦如来入滅後56億7千万年後に現世に出現し衆生を救うとされているのが「弥勒菩薩(如来)」と言われています。

言わば、仏様の世界のナンバーワンとナンバーツーの二人が並んでいらっしゃるのは珍しいかも知れません。(私が知らないだけで他にあるかもしれません。更に言えばナンバーツーは阿弥陀如来や薬師如来かも知れません・・・)他に大日如来や盧舎那仏(るしゃなぶつ)様もいらっしゃいますし・・・。

さて、海石榴市は、万葉集や日本書紀、枕草子にも見られ、飛鳥地方への入り口であり、交通の要衝として栄えました。金屋の集落の中に海石榴市観音堂があり、2体の観音様が安置されています。更には、海石榴市と言えば、古代の男女の求婚の場となった「歌垣」の舞台として有名です。「恋の町札幌ならぬ恋の町金屋又は海石榴市」といったところでしょうか。

交通の要衝であった点を更に説明いたしますと・・・難波からの道である横大路が重要ですが、この横大路は葛城市当麻付近から桜井市に至る東西道をいうようです。この東西道が古代の上ツ道と交叉する所が桜井市の海石榴市の付近で、ここから当時の宮都がる飛鳥へは「阿部山田道」を利用したと思われます。推古天皇時代の中国(隋)からの使者、裴世清(はいせいせい)もここ海石榴市から飛鳥に向かったのですが、この隋使は難波から大和川水系の舟運を利用したようです。海石榴市は河港でもあったのですね。今から1400年の昔、ここ海石榴市で船を下りた隋使の一行がきらびやかに行列をなして飛鳥へ向かう様を想像しますと古代の浪漫を感じます。

本来ですと、ここから隋使の足跡をたどり、飛鳥の諸宮跡を訪ねるべきかもしれませんが、今回は古代の国道1号線とも言える「横大路」を西に辿り、竹内街道に急ぎ、二上山や当麻寺を訪ねたいと思います。

横大路は、飛鳥の宮と天王寺を結ぶ最古の官道といわれておりますが、このうち竹内以西を竹内街道と呼んでいたようです。現在の行政区分では。大阪府太子町・羽曳野市・堺市・住吉・天王寺へ出る道だったことになります。竹内街道に急ぎたくなりましたのは、二つの理由があります。

その一つは、今から70年以上の昔、家の近くの寺川の土手の上から母親と一緒に眺めた「二上山」に沈む真っ赤な夕日を思い出したからです。当時は住宅開発も今のようにすすんではおりませんし、空気も澄んでいましたから、それはくっきり、はっきりと見えました。当時の私は、夕日は二上山を越えた大阪湾に沈むものと思い込んだものでした。二上山の山麓、竹内街道、当麻寺は何回出かけても懐かしさを感じる場所です。

二つめの理由は、私の好きな作家であります「司馬遼太郎」にゆかりのある場所であることです。最近の新聞で彼の著書は発行部数がなんと、累計2000万部を超えたことを知りました。人気のある作家であることは知っていましたし、何冊かは私自身も読みましたが、まさか累計2000万部を超ええているとは大変な驚きでした。まさに国民的大人気作家の筆頭と言えると思います。

皆さんご承知のように、彼の代表作「坂の上の雲」は本年11月、NHKの大河ドラマで放映されます。おそらく、大変話題を呼ぶことになりましょう。ちなみに本年2月12日は司馬さんの13回目の命日です。

竹内街道というと彼の「街道を行く」が頭に浮かびます。名著「街道を行く」は日本国内はもとより、諸外国にも及んでいますが、同氏が一番好きな街道は「竹内街道」と言われています。街道沿いの竹内集落にお母上の実家があり、少年期に過ごした経験があるためのようです。

次回はこの竹内街道付近をご案内しようと思います。

外部リンク
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