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ニュース 大腸がん予防に牛乳たんぱく質

■ラクトフェリンの効果

牛乳に含まれるたんぱく質を毎日大量に摂取すると、大腸がんを予防できる可能性があることが、国立がんセンターがん予防・検診研究センターの神津隆弘教授らと森永乳業の研究調査で分かった。
__第65回日本癌学会学術総会が9月28日から30日まで横浜で開催され、今回は、2326件もの最新研究発表が行われた。神津教授らの研究発表は、牛乳に含まれる「ラクトフェリン」が、大腸がんの予防に効果があるということについて行われたものだ。
__ラクトフェリンとは、母乳に多く含まれているたんぱく質で、特に「初乳」(出産した直後の3日間に出る母乳)に多く含まれている。これは牛乳にもわずかながら含まれているもの。

同教授らの研究は、大腸に5ミリメートル以下の小さなポリープがある40から75歳の104人を対象に、ラクトフェリンの効果を調べた。
__このたんぱく質の錠剤3グラムを、毎日1年間摂取したグループは、ポリープの大きさが平均4.9%小さくなることが分かった。別の錠剤を摂取したグループは、逆に平均6%大きくなった。
__大腸ポリープは成長することで、大腸がんに進展するとされているが、ポリープの段階で小さくすることで、がん化を抑えるということだ。特に女性や63歳以下の人に効果が認められたという。

この学会に先がけて、18日、全国放送のテレビ番組でもラクトフェリン、やはり牛乳・乳製品に多く含まれるカルシウムの効用について、放送されていた。日本テレビ系の「おもいッきりテレビ」だ。
__早期胃癌検診協会理事長・医学博士の丸山雅一先生が、ご自身ががんを克服された体験も交えながら、三大がん(大腸がん、胃がん、乳がん)の予防について解説した。特に大腸がんは、食生活の欧米化に伴い、近年急増していることを強調。牛乳であれば、1日コップ4杯、チーズであれば、非加熱タイプで生乳を使用し乳酸菌や酵母が生きているものを1日30グラム摂ることが、効果的な予防につながることを力説されていた。

(全国牛乳新聞・第505号より)2006/10/10