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「全乳連便り」-街の牛乳屋さん通信ー

第38号 2016年10月15日号

毎月15日、30日発行

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全乳連事務局の白根です。「全乳連便り」―街の牛乳屋さん通信、第38号をお届けします。

書く、消す、切る、貼る。仕事や日常生活で何げなく使っている文具。私は、手紙を書く時は万年筆を使うようにしているのですが、9月23日は「万年筆の日」だったそうです。ボールペンに押されがちですが、その柔らかな書き心地は捨てがたいですね。

今回は、”かるうま減塩プロジェクト”の記事などをお送りします。

◆今回のメニュー◆

  • [1]かるうま減塩プロジェクト
  • [2]東乳商、東京都と協定締結式
  • [3]65歳以上過去最多
  • [4]明治・カカオポリフェノール研究
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[1] かるうま減塩プロジェクト

9月中旬、Jミルクから以下のようなプレス発表が送られてきた。
「岡山市が『健康市民おかやま21(第2次)』の分野のひとつである栄養・食生活及び循環器疾患に関する減塩についての取り組みをPRする『かるうま減塩プロジェクト』を応援するため、乳和食を活用した広告が始まりますのでお知らせいたします。9月14日付でリリースがでましたのでお知らせいたします」
といった内容の情報で、具体的には、株式会社山陽マルナカ(販売)とオハヨー乳業株式会社(製造)が協力し実施している牛乳パッケージによる広報欄を活用する、というもので、詳細は以下の通り。
山陽マルナカは、岡山市が勧める 【かるうま減塩プロジェクト】を応援するため、オハヨー乳業「おいしい朝牛乳」をかるうま減塩プロ ジェクトの広告掲載パッケージに切り替えて、2016 年9月20 日(火)~約2カ月半の間販売致します。健康寿命延伸のために、多くの市民、飲食店などに、高血圧対策としての減塩の取り組みをお願いしたいと考えています。オハヨー乳業「おいしい朝牛乳」広報欄をかるうま減塩プロジェクト仕様に切り替え、販売を実施いたします。

<商品について>
販売期間 2016 年 9月 20.日(火)から約2ヶ月半
内 容 量:1000 ml
販売価格:180 円(税込194 円) ※通常時
販売本数:400,000本
販売店舗:岡山県内 55 店舗

<かるうま減塩プロジェクトについて>
「かるうま」は「軽い塩かげん(減塩)なのにおいしい!」 の意味です。
減塩に関する知識の普及と家庭以外(飲食店など)で も減塩食を食べられる環境整備などを目指して岡山市が勧めています。
パッケージにはこのプロジェクトを応援していること、乳和食についての情報が印刷されていて、Jミルクの乳和食サイトへ導いている。
Jミルクが開催した「牛乳の日」記念学術フォーラムで講演した武庫川女子大学の家森幸男氏は、お隣の兵庫県が取り組んでいる減塩活動を紹介していた。これは、「健康ひょうご21県民運動」の一環として、「食事はバランスごはん大豆と減塩で元気なひょうご」をキャッチフレーズにした食生活改善事業のこと。この両県のように、行政が主導する健康運動が各地で行われている。
また、まだ非公式だが、森永乳業でもパッケージに乳和食の情報を印刷することを検討している。

[2] 東乳商、東京都と協定締結式

東京都は、都内で広域的に活動する事業者・団体の協力により、これまで
①「都と事業者との連携による高齢者等を支える地域づくり協定」(福祉保健局)
→高齢者等の異変に気付いた際の連絡や認知症の方を支える地域づくり等を推進する
②「ながら見守り連携事業」(青少年・治安対策本部)
→子供や高齢者等が犯罪や事故等に遭うことがないよう見守る
に取り組んできた。
この度、9月2日、協力事業者・団体を拡大し、2つの協定の合同締結式を開催し、今後も、この取組の推進を図り、事業者・団体の協力の下、地域の見守りの輪を更に広げていく、としている。
今回の協定範囲の拡大にあたって、東京都牛乳商業組合(渡邉佳三郎理事長)が参画し、渡邉理事長、川井副理事長が参加し、協定締結に臨んだ。
合同締結式には、小池百合子知事も参加し、次のように挨拶した。
「本日のこの二つの協定の締結ですが、地域の力を活かしながら、高齢者そして子供など、誰もが安心して暮らしていける東京を築くための大切な取組であると、感じている。皆様のように地域に密着した事業者の方々が、お年寄り、そして子供たちの、普段とちょっと違うなと思ったような様子、それに早期に気付いていただいて、そしてそれを安全な仕組みとしていくということが、一言でいうと「見守り」ということが、大変重要な課題となっているわけです。是非この「見守り」を、それぞれの地域によって、ネットワークとして一層強化してまいりたく、今日の協定の締結はまさしく、その意味でも心強いものになると考えている」
今回、締結式に参加したのはローソン、イトーヨーカ堂、東京都牛乳商業組合、東京ヤクルト販売、ヤマトホールディングスなど16の事業者・団体。
東乳商の渡邉理事長は、「この取組みを、東乳商の重要な活動と位置づけ、組合員に徹底していく」と抱負を述べた。

東京都協定締結式集合写真.jpg

[3] 65歳以上過去最多

人口の高齢化が叫ばれる近年、時事通信社の興味深い配信記事が各紙の紙面を飾りました。65歳以上の推計人口が3461万人になり、過去最多を更新した、というのです。
「敬老の日」を前に総務省は18日、65歳以上の高齢者の推計人口を発表した。15日時点の高齢者人口は3461万人(総人口に占める割合は27.3%)で過去最多を更新。男女別で男性は1499万人で男性全体の24.3%。女性高齢者は1962万人で女性全体の30.1%を占め、初めて3割を超えた。
2015年の高齢者の人口移動を見ると、東京都や大阪府で転出超過の一方、埼玉、千葉、神奈川県などで転入超過となった。
高齢者の就業者数は730万人となり、12年連続で増加。就業者総数に占める割合は11.4%で過去最高となった。高齢者全体に占める就業者の割合を示す就業率は21.7%となり、主要国で最も高い水準だ。
高齢者の世帯主を含む2人以上で構成する「高齢者世帯」の15年の1世帯当たり貯蓄現在高は、前年比69万円減の2430万円。3年ぶりの減少で定期預金などが減った。
また、世帯主の年齢別にパック旅行費の支出金額を見ると、高齢者世帯が6万円を超え、他の年代を抑えて最も高かった。サプリメントなどの「健康保持用摂取品」への支出も高く、高齢者が健康に気を使いながら趣味を楽しむ様子が浮かび上がった。(時事通信社、9月18日)
といった内容の記事で、まさに65歳前後の世代は「団塊の世代」が中心になっており、消費を支えているということになるのでしょう。こうした状況をみると、牛乳販売店の営業活動にとって、ヒントが隠されていると思います。「団塊の世代」はなかなか一筋縄ではいかないところがありますが、トライしてみてはいかがでしょうか。「納得すれば、絶対に購入してくれる世代」でもあります。

[4] 明治・カカオポリフェノール研究

株式会社明治は、かねてより愛知県蒲郡市、愛知学院大学との産学官共同研究で、「チョコレート摂取による健康効果に関する実証研究」を行ってきたが、カカオ豆に含まれるポリフェノールの血圧上昇抑制効果を高血圧自然発症動物(ラット)で確認した。この成果を、2016年8月25日~27日に開催された日本食品科学工学会第63回大会で発表した。

【チョコレート摂取による健康効果に関する実証研究】
愛知県蒲郡市(市長:稲葉正吉)、愛知学院大学との産学官共同研究で「チョコレート摂取による健康効果に関する実証研究」を2014年3月から実施し、2015年7月17日(金)に名古屋市内で報告会を実施した。
この実証研究は、蒲郡市内外の45~69歳までの347人(男性123人、女性224人)に、1カ月間、カカオポリフェノールを多く含むチョコレートを毎日一定量摂取してもらい、摂取前後の血圧や血液成分などの身体の状態の変化を検証したもの。
チョコレートやココアに含まれるカカオポリフェノールは、活性酸素を抑える働きがあることが知られ、生活習慣病に有効であるとの多くの報告がある。これまでにもコレステロール値の改善、血圧低下および血管内皮機能の改善、心疾患リスクの低減、インスリン抵抗性の改善といった多岐にわたる臨床試験結果が得られているが、日本人でのデータは限定的といわざるをえない状況だった。
このような状況を踏まえて行われた本実証研究では、注目すべき結果として、主に以下の事項が確認された。

「チョコレート摂取による健康効果に関する実証研究」のまとめ(一部)
高カカオチョコレートの摂取により、
1.血圧が低下(血圧が高めの人ほど、正常な血圧の人より血圧が低下)
2.善玉コレステロール(HDLコレステロール)が上昇
3.精神的にも肉体的にも活動的に ※1
※1:アンケート調査によるもの。
http://www.meiji.co.jp

こうしたチョコレートの健康効果に着目しているのは明治だけではなく、各メーカー共通の現象だ。それを新聞各紙が大きく報道し、紙面をにぎわし、チョコレート自体の売り上げも上昇している。
9月27日の産経新聞では次のように取り上げている。
健康に良いとされる成分を増やした“健康志向”のチョコレートを、大手メーカーが相次ぎ増産する。江崎グリコはストレス低減につながるチョコを、明治も抗酸化成分が多いチョコの生産をそれぞれ増やす。消費低迷でデフレ圧力が強まるなか、各社は比較的価格の高い付加化価値のある商品を投入し、過度な価格競争力を避ける狙いもある。

(編集後記)
いよいよ秋本番到来、食欲の秋ですね。サンマの塩焼きもいいですが、なんといってもピカピカの新米の旨さは格別です。
9月28日の朝日新聞の1面に、「新米 秋風に増すうまみ」の文字が躍っていました。
「全国有数の米どころとして知られる新潟県南魚沼市のスキー場で、魚沼産コシヒカリがリフトを使って天日干しされている。米のうまみと香りを豊かにしようと、リフト管理会社が12年前に発案し、『天空米』と名づけられた。出荷を予定している約70俵の8割は予約済みという」

今後毎月15日、30日の発行を目指しています。
今のところ、当分は無料で発信する予定ですが、その後、月額500円の会費を頂戴したいと考えています(検討中)。全乳連に加入している商業組合の組合員の方は無料です(検討中)。併せて、全乳連ホームページ上に掲載していきます。皆様の感想をお聞かせいただければ幸いです。
何でも結構ですから、ご意見がありましたら、下記あてご連絡ください。

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