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「全乳連便り」-街の牛乳屋さん通信ー

第34号 2016年7月15日号

毎月15日、30日発行

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全乳連事務局の白根です。「全乳連便り」―街の牛乳屋さん通信、第34号をお届けします。

九州地方では記録的な豪雨に見舞われ、被害が拡大しています。一方、関東地方では、梅雨の時期にしては降水量が少なく、水がめの貯水量が増えず、心配されています。梅雨明け間近、本格的な暑さがやってきます。体調に気をつけてお過ごしください。

今回は、「熱中症」の記事を中心にお送りします。

◆今回のメニュー◆

  • [1]室内の熱中症、高齢者は注意
  • [2]Jミルクリーフレット(熱中症)
  • [3]明治おいしい牛乳、実質値上げ
  • [4]雪印メグミルク・夏休み親子体験イベント
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[1] 室内の熱中症、高齢者は注意

7月3日は西日本や東日本太平洋側で気温が高く、午後2時前には三重県尾鷲市で今年の全国最高気温となる38.5℃を観測した。
東京都内でも厳しい暑さとなり、練馬で午後1時半前に36.5℃、東京都心で午後2時頃に35.0℃まで上がった。東京都心で35℃以上の猛暑日を観測したのは、今年初めてとなる。
これから梅雨明けにかけて、気温はグングン上昇していく。猛暑の季節、室内でも危険性のある熱中症。半数は高齢者だという。高齢になると暑さを感じにくくなり、重症化することもあるのでご注意ください。
高齢者は「熱中症弱者」とされ、発症リスクが高い。昨年、熱中症で救急搬送された人のうち、65歳以上の高齢者が半数を占めた。炎天下の屋外で発症するイメージの強い熱中症だが、高齢者は室内で発症するケースが多い。梅雨明け以降に急増するため、注意が必要だ。
◆半数は高齢者
「調理中に急にクラクラして気分が悪くなり、慌ててクーラーをつけました」。東京都内で1人暮らしをする女性(70)は昨夏、自宅で昼食を作っていたところ突然、めまいや吐き気を感じた。
かかりつけ医を受診したところ、軽度の熱中症で脱水状態と指摘された。「まさか自分が熱中症になるとは。日差しの強い屋外にいたわけではないので油断していました」と振り返る。
加齢などで暑さを感じにくくなっている高齢者は熱中症にかかりやすく、「熱中症弱者」とされる。総務省消防庁の統計では、平成27年に熱中症で救急搬送された約5万6千人のうち、65歳以上の患者は約2万8千人と半数を占めた。東京医大救急災害医学分野の太田祥一兼任教授(救急医学)は「自分は大丈夫、と対策を取っていない人が多い」と指摘する。
◆エアコンつけず
熱中症は、高温多湿の状態で体温の調整機能などが正常に働かなくなり、体内に熱がこもってしまう症状。めまいや立ちくらみなどから始まる。重症化するとけいれんを起こしたり、意識を失うこともある。
高齢者が特に注意したいのは、室内で発症するケース。症状がゆっくりと進行するため、気付いたときには重症化していることが多い。
こまめな水分補給と、高温多湿の環境を避けることが基本的な予防法だが、体を冷やしたくないとエアコンを使わなかったり、トイレの回数を気にして水分を控えたりする高齢者が少なくないという。太田兼任教授は「エアコンを嫌がる人には扇風機を勧めるなど個人の好みに合わせた対策が必要」と話す。
(産経新聞7月1日)

[2] Jミルクリーフレット(熱中症)

熱中症の話題でもう一つ、Jミルクのリーフレットをご紹介します。
<炎天下の外出や運動の直後に牛乳を飲みましょう>
・高い気温と湿度、無風などで体温上昇
気温が30℃を超えたら熱中症にご注意を。りわけ梅雨明け直後は暑さに体が馴れておらず、熱中症患者が急増する傾向にあります。

・発汗による体温調節が追いつかないと危険
体には夏に備えて発汗による体温調節を強化する働きがあります。しかし冷房の効いた室内ですごし、汗をかくような運動が不足すると、この働きが思うように進みません。

・運動直後にコップ1 杯の牛乳を
熱中症に強い体をつくるには、体温調節の鍵となる血液量を増やすことがおすすめ。そのためには息が弾むくらいの運動を1日15~30 分、週に3 ~4日行って、その直後にコップ1杯の牛乳を飲むこと。これで血液量が確実に増えます。

・血液量が増えて体温調節が促されます!
血液量が増えると、皮膚に血液を集めて放熱する働きや、血液から汗をつくり、その蒸発によって体温を下げる働きが活発になり、熱中症対策に役立ちます。

このリーフレットはJミルクのホームページからダウンロードして印刷して使用することが可能です。お客様への情報提供にお使いになってはいかがでしょうか。その際、以下の注意事項をよく読んでご使用ください。
<リーフレットご使用上のお願い>
○PDFをダウンロードしてそのまま印刷してご使用いただけます。
○リーフレットは両面仕様です。内容の変更はご遠慮ください。
○牛乳乳製品の客観的データ等に基づく一般的な情報を活用いただくためのリーフレットです。特定のブランド・商品に関連させたご使用はご遠慮ください。

http://www.j-milk.jp/tool/leaflet/berohe000000dj4r.html

[3]明治おいしい牛乳、実質値上げ

(株)明治の広報部からニュースリリースが送られてきた。6月1日、福岡市内で「明治おいしい牛乳」新容器(900ⅿⅼ)の発表会を実施した、という内容だった。そのリリースには、「希望小売価格設定なし」と書かれていた。その後、ヤフーのニュースで、「明治がおいしい牛乳を実質的に値上げする」と伝えていた。「従来品と同じ価格設定だから、実質的には値上げだ」ということだった。そこで調べてみると、産経、中日、東京などの各紙が取り上げている。ここでは産経新聞の記事を要約してお知らせする。
●産経新聞の記事(要約)
食品メーカー大手の明治が“実質値上げ”に動き出している。牛乳の主力ブランド「おいしい牛乳」では、地域限定で価格据え置きながら容量が1割減となる新容器での発売を新商品として発表した。円安が進んだことによる原材料価格の高騰などを理由にした食品メーカーの相次ぐ値上げで、消費者の節約志向も高まる中、新たな形の“実質値上げ”が受け入れられるかが注目される。
「開けやすさや注ぎやすさ、持ちやすさが向上し、利便性アップ!」、「開封するまで空気と触れにくい満量充填と遮光性に優れたパッケージで新鮮な牛乳のおいしさが長持ち」、「人口動態や飲用実態の変化に合わせて最後までムダなくおいしく飲むことができる容量」-。9月20日から九州地区(沖縄県除く)で発売される「おいしい牛乳」の900ミリリットル入り新容器の利点を同社はこう強調する。
注目は価格だ。店頭想定価格は270円~292円と、現在の1000ミリリットル入りパックと同じ。容量が1割減なので、実質的には1割の値上げともとれなくもない。ただ、同社広報は「値上げという認識はありません」と否定する。
明治は昨年4月に生乳の生産コスト上昇を理由に牛乳やヨーグルトなどを2~5%程度値上げしている。今回の実質値上げともとれる対応について、消費者からは「ちょっと不可解。値上げするなら理由をストレートにいってほしい」という指摘も上がる。
明治の親会社の明治ホールディングス(HD)の平成28年3月期決算は売上高が前期比5.4%増の1兆2237億円。本業のもうけを示す営業利益は50.9%増の777億円と過去最高を更新するなど好調だ。

[4] 雪印メグミルク・夏休み親子体験イベント

雪印メグミルク(株)は7月7日、8月25日(木)と26日(金)の2日間にわたり、「夏休み親子体験イベント~酪農から食卓まで~in神奈川」を開催すると発表、親子12組24名を募集する。
本イベントは、酪農体験、工場見学、調理実習など、酪農現場から食卓までを一貫して学べる、酪農生産者を母体とした同社ならではの企業理念を体現した体験型食育イベントで、関東地区では昨年に引き続き2回目の開催となる。
初日は、雪印メグミルクグループの「株式会社雪印こどもの国牧場」(神奈川県横浜市)で酪農体験を行い、聴診器を使って牛の心音を確認するなど、生き物の命を肌で感じてもらう。また、牧場で製造されている特別牛乳『サングリーン』を使ってのバター作りにもチャレンジし、ミルクの加工も体験できる。
2日目は、同社の「海老名工場」において、工場見学と調理実習を行う。酪農家によって搾られた生乳が、衛生的な環境のもと、どのように牛乳に加工されるのか工場見学を通じて学んだ後、実際に牛乳を使った調理を行う。最後に栄養士から牛乳の栄養について話しをし、生産から消費までを一貫して体験できる。
雪印メグミルクは、食育活動を通じて酪農への理解促進および牛乳・乳製品の普及拡大に取り組んでいる。

【イベント概要と応募要項】
1.実施日時  平成28年8月25日(木)10:00~13:30
 雪印こどもの国牧場にて酪農体験とバター作り体験
 平成28年8月26日(金)10:00~13:30
 同社海老名工場にて工場見学と調理実習、食育講話
2.募集人数  親子12組24名(お子さまは3年生以上の小学生)
3.応募方法  ハガキにて応募。応募者多数の場合は抽選。
*詳細は同社ホームページをご覧ください。

www.meg-snow.com/csr/sportsculture/event/boshu.html

(編集後記)
先日、「鶴田真由のイランふしぎ体感紀行~鉄道とバスでめぐる1200キロ~」という番組を見ました。
鶴田さんは、旅の最後に、ザグロス山脈という地域に行きます。かつて多くが遊牧の民だったイランの人たち。その原点が残る、標高2千メートルを超える山で暮らす、「カシュガイ」の人たちを訪ねたのです。彼らは 山から下りてきた、ヒツジやヤギの乳を搾り、ヒツジの皮で作った袋でバターを作る。1時間ほど強くゆすって、バターが分離して、「ドゥーゴ」という飲み物を取りだす、という興味深い内容でした。まさに、「人とミルクの1万年」という著書で、帯広畜産大学の平田昌弘先生が紹介している世界でした。

今後毎月15日、30日の発行を目指しています。
今のところ、当分は無料で発信する予定ですが、その後、月額500円の会費を頂戴したいと考えています(検討中)。全乳連に加入している商業組合の組合員の方は無料です(検討中)。併せて、全乳連ホームページ上に掲載していきます。皆様の感想をお聞かせいただければ幸いです。
何でも結構ですから、ご意見がありましたら、下記あてご連絡ください。

全乳連便り配信の解除を希望される場合は、下記あてご連絡くださるようお願い致します。

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(乳販連合会)
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□■HP:http:www.zennyuren.or.jp/
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