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「全乳連便り」-街の牛乳屋さん通信ー

第33号 2016年6月30日号

毎月15日、30日発行

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全乳連事務局の白根です。「全乳連便り」―街の牛乳屋さん通信、第33号をお届けします。

5月に発行ができず、たいへんご迷惑をおかけして申し訳ありません。今後、きちんと発行していきますので、よろしくお願いいたします。

今回は、「全乳連の総会」の記事を中心にお送りします。

◆今回のメニュー◆

  • [1]全乳連第51回総会、新たに新井会長が就任
  • [2]東乳商第56回総代会、牛乳販売店の共業化模索
  • [3]インボイス導入は予定通り
  • [4]ピロリ菌に効果、明治プロビオヨーグルトLG21
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[1] 全乳連第51回総会、新たに新井会長が就任

全国牛乳商業組合連合会は5月24日、第51回通常総会を開催し、新井憲一氏を会長に選任した。新井氏は埼玉県牛乳商業組合理事長で45歳。前会長の渡邉佳三郎氏は専務理事に選任され、新井会長を補佐する。
事業計画の柱として、全乳連からの主要な情報発信ツールとして「全乳連便り─街の牛乳屋さん通信」の発行を継続する、としている。これまで毎月3回発行していたが、回数を2回として、より内容を充実させて発行していく。牛乳販売店にとって有用な情報のみならず、乳業界全般の動静、乳業メーカー各社の情報などを満載して、タイムリー、かつ素早く情報発信していく。原則無料とし、乳業界各団体、乳業各社などに有料での購読を依頼し、収入確保を目指す、としている。
全乳連の加盟組合数は、東京、埼玉、静岡、愛知、大阪、奈良の6商組に減少した。そのため、役員定数が実情に合わなくなり、理事の数を「10人以上15人以内」から「3人以上6人以内」に変更。また、監事を「2人以上3人以内」から「1人以上2人以内」に変更した。
渡邉前会長は、「丸二年、全乳連の会長を務めた。ようやくホームページ(HP)のリニューアルも完成し、念願だった乳販連合会のHPも新設された。全国牛乳新聞にかわって発行を開始したメールニュース「全乳連便り」も順調に発行を続けている。次年度は、各団体に交渉して有料会員を獲得していきたい。経費はギリギリまで切り詰めている。後は、どうやって収入を増やしていくかが今後の大きな課題だ。
ひとつには、商組がありながら全乳連を脱退した組合に対し、再度、復帰してもらえるように交渉を続けていく。具体的には、千葉商組と京都商組だが、何とか戻ってきてもらえるように辛抱強く交渉していきたい。
また、HP上のバナー広告については、現在3社に掲載していただいている。オシカワシステム、さくらヴァン、システム青葉の3社。今後も協賛社を増やしていく努力を続けていく」と挨拶した。
新井会長は、「伝統ある全乳連を運営していくにあたって、まだまだ勉強不足です。渡邉前会長からのバトンをしっかり受け止め、つないで連合会の運営に努めていきたい。先日、全改協の総会に出席した。埼玉商組は流改協の事業を受け継いで運営してきた。おそらく、商組のある地域はどこも同じような状況にあると思う。全改協は資金を無理矢理使い崩しているような印象を受ける。全乳連も手持ち資金を考えると、似たような状況だが、我々は販売店の団体だ。牛乳販売店が潤う事業と情報を組合員に提供していく。未来永劫、牛乳販売店事業が続くよう協議して、連合会の発展に努めていく」と抱負を述べた。

新井憲一新会長

[2] 東乳商第56回総代会、牛乳販売店の共業化模索

東京都牛乳商業組合(渡邉佳三郎理事長)は5月21日、東京・麹町の弘済会館で第56回通常総代会を開催し、27年度事業報告・収支報告、28年度事業計画・収支予算案など、全て承認・可決された。
渡邉理事長は主催者挨拶で、理事長として11回目の総代会を迎えると述べ、次のように、4つのポイントを挙げて挨拶した。
●特定商取引法について=「牛乳販売業界で行われている『テレアポ』の規制につながる恐れのある、特定商取引法の見直しの時期となり、消費者委員会が招集した専門調査会で議論を重ねたが、『不招請勧誘禁止』(※)項目が立法化されるには至らなかった。
(※)消費者基本計画では、「取引を希望していない消費者に対する勧誘(例:消費者への電話やメールなどによる一方的な勧誘)」
これは、『牛乳販売店はお客様に試飲していただき、その後に契約を結んでいるので、規制の対象から除外しても問題ない』ということだった。しかし、行き過ぎたセールスは行わないよう、我々も組合員、各関係団体に注意を促していく」
●ホームページについて=「乳販連合会のホームページ(HP)新設は8~9割完成している。各マーク団体の役員については販売店主にあまり知られていない状況なので、マーク連の宮島会長に依頼して役員名簿をHPに掲載する等、牛乳宅配業の情報をできるだけ網羅して皆様の役に立つHPにしていきたい」
●高齢者見守り事業について=「東京都が今年3月、『高齢者を支える地域作り協定』を会社、業界団体と締結した。その第2弾として、東乳商も協定を結ぶべく調整をしている。締結後は販売店に広報するので、取組み対応をお願いしたい」
●販売店の共同化について=「販売店主の高齢化、後継者不足問題への対応について、今年度から本腰を入れて行う。宅配の顧客を喪失しないよう、販売店経営の共業化を模索していく。今年度は、東京都中小企業団体中央会の活動費用を含めたご支援をいただき、販売店の実態調査を行う予定」
などと説明し、事業推進に組合員の支援、協力をいただきたい、と訴えた。

渡邉理事長

[3]インボイス導入は予定通り

自民、公明両党は21日、消費税の軽減税率導入に伴う事業者の経理方式について、取引した商品ごとに税率や税額を請求書に記すインボイス(税額票)の発行を、予定通り平成33年4月から義務付ける方針を固めた。消費税増税の再延期で軽減税率の導入は31年10月まで2年半延期となるが、インボイスの適用には十分な準備期間があるとみて計画通りに実行する考えだ。
消費税率10%時に飲食料品の税率を8%に据え置くことで税率が複数になると、事業者は請求書にそれぞれの税率の商品を区別して記さないと正確な納税額の計算ができなくなる。そこで、欧州などで普及するインボイスを導入することになった。
しかし、請求書に商品ごとの税率や税額、事業者の登録番号などを細かく書き込むと、経理事務は複雑になり、システム投資なども必要になる。このため、軽減税率は29年4月から導入するが、インボイスは33年4月からとし、その間は現行の経理方式を基にした簡易な方式を認めることにしている。
これに対し、与党の税制調査会幹部は、インボイス導入までの準備期間について「軽減税率の導入から4年」ではなく、「軽減税率の導入決定から5年間」と説明。軽減税率の延期に合わせてインボイスも2年半遅らせるという解釈ではなく、現在から5年程度の期間があれば事業者は準備を進めることができるとしている。
政府・与党は、22日公示の参院選の後に消費税に関連する税制の見直しを議論し、今秋の臨時国会に税制改正関連法案を提出する。その際に、インボイス導入までの経過措置である簡易な経理方式を認める期間などについても調整する。
(産経新聞6月22日)

[4] ピロリ菌に効果、明治プロビオヨーグルトLG21

昨今、注目を集めている乳酸菌。様々な機能性をうたった商品を乳業メーカー各社が競うように発売している。今回は、㈱明治の人気商品、「明治プロビオヨーグルトLG21について取り上げる。
50歳以上の7割が感染しているといわれる「ピロリ菌」。
今回は、そのピロリ菌とLG21との関係について、わかりやすくまとめた共同通信社の記事(「病気のことをもっと知ろう」)を紹介する。

<LG21って何?>
ピロリ菌を最も減少させることができる乳酸菌。
LG21は、乳酸菌の一つであり、副作用もなく生体に安全。これに対して、抗生物質は、ピロリ菌以外も無差別に殺してしまい、副作用も見られる。
また、胃粘膜に付着しやすい菌のため、LG21はピロリ菌に到達しやすく、酸性である胃の中でも活性度が高いのが特徴だ。ヨーグルトに配合することで活性を維持できる。
さらに、胃や十二指腸などの消化性潰瘍や、慢性胃炎の発症を抑え、症状を改善させる効果も期待され、医学的検証が進められた。

<LG21の開発~3者による共同研究がスタート>
東海大学医学部感染症学部門の古賀教授によるマウス実験で、乳酸菌に抗ピロリ菌作用があることが判明。そして、その効果を発揮させるには、乳酸菌とピロリ菌との接触時間を長くとれるヨーグルトのような食品形態が望ましいことが分かった。1997年、古賀教授は、すでに共同研究をしていたわかもと製薬に加え、ヨーグルト研究で数々の成果を上げていた明治乳業に共同研究を申し入れ、3者による共同研究がスタートした。
1999年明治乳業が所有する約2500種類の乳酸菌の中から、[増殖性、乳酸産生能、胃上皮細胞への接着能、耐酸性、安全性]を指標に実験で選定したところ、最も条件に合致するものが「乳酸菌LG21」株であることが分かった。
ピロリ菌の感染者に1日2個のLG21入りヨーグルトを食べてもらったところ、2ヵ月後には8割の人のピロリ菌が減少し、胃粘膜の炎症が良くなるなどの効果があった(LG21を加えたヨーグルトは、ピロリ菌の減少と胃粘膜の改善への効果が認められた)。
そこで、(株)明治は2000年3月、明治プロビオヨーグルトLG21を発売開始した。

(編集後記)
6月5日(日)千葉普協・ミルクフェスティバル、中酪・六本木牧場を取材した後、事務所で仕事をしていました。
NHKテレビが「明日へ ピアノを被災地へ!災害の時に音楽!?希望と葛藤」という番組を放送していました。
東日本大震災後に被災地を訪問した演奏者。ピアノの演奏と歌、下を向いた被災者、なかなか顔を上げてくれない。しかし、「故郷」の演奏が始まると、顔を上げた人々が涙を流し、声をあげて泣き出した。そのうち、唇が動くのが見え、それがだんだん歌声になっていく。ピアニストの方は、改めて音楽のもつ力を再確認した。と、こういう内容でした。
ミルクフェスティバル、六本木牧場については、「牛乳月間特集」として次号でお送りします。

今後毎月15日、30日の発行を目指しています。
今のところ、当分は無料で発信する予定ですが、その後、月額500円の会費を頂戴したいと考えています(検討中)。全乳連に加入している商業組合の組合員の方は無料です(検討中)。併せて、全乳連ホームページ上に掲載していきます。皆様の感想をお聞かせいただければ幸いです。
何でも結構ですから、ご意見がありましたら、下記あてご連絡ください。

全乳連便り配信の解除を希望される場合は、下記あてご連絡くださるようお願い致します。

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□■発行元:全国牛乳商業組合連合会
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