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「全乳連便り」-街の牛乳屋さん通信ー

第30号 2016年3月20、30日合併号

毎月10日、20日、30日発行

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全乳連事務局の白根です。「全乳連便り」―街の牛乳屋さん通信、第30号をお届けします。

前号で桜「開花」をお伝えしたと思ったら、早や満開の時期は過ぎ、そろそろ葉桜の時期になってきました。

今回は、「消費税増税先送り」などの記事をお送りします。

◆今回のメニュー◆

  • [1]消費税増税先送り
  • [2]たっぷりミルクの飲料
  • [3]森永乳業新商品、プチ贅沢・健康・美容がキーワード
  • [4] 安心・安全への意識が高い食品」1位は牛乳
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[1]消費税増税先送り

3月28日の産経新聞1面に「消費税10%再延期へ 安倍首相が方針固める 5月に正式表明」との見出しが大きく踊っていて、目を奪われた。まず、次のように解説している。「安倍晋三首相が平成29年4月に予定していた消費税率10%への引き上げを見送る方針を固めたことが27日、分かった。世界経済が減速・不安定化する中で再増税すれば国内の景気が冷え込み、政権が最重要課題に掲げるデフレ脱却が困難になるとの判断からだ。5月18日に発表予定の28年1~3月期の国内総生産(GDP)速報値などを見極めて最終判断し、同26、27日の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)の前後に正式に表明するとみられる」
年明け以降、中国経済の失速や原油安の影響で円高、株安が進んだ。国内景気はGDPの6割を占める個人消費が低迷し、政府は今月23日発表の月例経済報告で5カ月ぶりに景気判断を下方修正した。こうしたこともあり、首相は税率10%への引き上げについて「経済が失速しては元も子もなくなる」と慎重な姿勢もにじませてきた。
一方、10%引き上げと同時に導入される軽減税率制度では税率が8%と10%の2つになり、仕入れた商品を税率ごとに区分けし税額を計算する必要がある。多くの中小・零細企業では、来年4月までに準備作業が間に合わない見通しだ。一定期間の増税延期で、飲食料品を扱う小売業者や外食産業などの事業者の混乱を最小限にする狙いもある。(産経新聞3月28日)
一方、3月28日のYahooニュースでは次のような記事を掲載していた。
「安倍晋三首相は28日の参院予算委員会で、来年4月予定の消費税率10%への引き上げを延期する方針を首相が固めたとする産経新聞の報道に関し、『リーマン・ショック、大震災級の出来事が起こらない限り、予定通り消費税を引き上げていく考えだ』と述べ、否定した。民進党の安井美沙子氏への答弁
両者の言い分は真っ向から対立しているが、さて真相はいかに。
更に加えて、4月4日の産経新聞では、民進党の岡田克也代表の言葉、(NHK番組で)「(先送りすれば)公約違反だ。辞任に値する」と安倍晋三首相を揺さぶった。共産党や社民党などは再増税反対を表明している。

[2]たっぷりミルクの飲料

発酵乳(ヨーグルト)が好調な乳業界で、今年のトレンドになりそうなのは、乳飲料ではないだろうか。キーワードはミルクたっぷり。雪印メグミルクのボトラッテ(カフェラテ・ロイヤルミルクレィー)、明治のミルク紅茶・ミルクコーヒー「白のひととき」、森永乳業はリッチカフェラテ。どれもミルクたっぷりを前面に打ち出している。男性専用とのイメージが強いサントリーのボスまで、ミルク感たっぷりとアピールした新商品を売り出している。
●2月17日の朝日新聞の記事
「ミルク感たっぷりのボス サントリー食品」といった見出しで、新商品について告知していた。
「プレミアムボス ザ・ラテ」を3月1日に全国で売り出す。たっぷりのミルク感にこだわり、「ボス カフェオレ」の4倍の量の牛乳を使用。ブラジル産最高等級豆を瞬間凍結して細かく砕いた「微粉砕コーヒー」を使うことで、コーヒーのコクや風味もしっかり残したという。
●ボトラッテ(雪印メグミルク)
『BOTTLATTE』は、「たっぷりサイズの本格ラテ」に「リキャップできるボトル容器」という新しいタイプの商品で、デスクでの、ながら飲みニーズにお応えします。『BOTTLATTE カフェラテ』は、コク深いコロンビア豆を100%使用しました。『BOTTLATTE ロイヤルミルクティー』は、香り立つインドアッサム産茶葉を100%使用しました。香り立つコーヒー・紅茶による集中効果とミルクのやさしい味わいによるリラックス効果が期待できる。
●明治深みミルク紅茶(明治)
世界のお茶専門店「ルピシア」が監修した深みある紅茶の味わいを実現した紅茶乳飲料。「茶葉のしっかりした味わい」「ミルクのしっかりした味わい」を求めるお客さまの声にお応えし、茶葉を丁寧に煮出した紅茶エキスを使用した深い紅茶の味わいと、まろやかなミルクの味わいに仕立てている。
●リッチカフェラテ(森永)
マウントレーニア史上最も贅沢なカフェラテ。
素材、使用量、製法すべてにこだわった、プレミアムなマウントレーニアです。
最高等級豆ブレンドと、こだわりのミルクをたっぷり使用した濃厚リッチなおいしさをぎゅっとカップにつめました。
※Jミルクが実施した「牛乳乳製品に関する食生活動向調査2015」でも、『牛乳の飲み方・利用方法』(カフェオレ、シリアルにかけるなど)で明らかに、男女ともに牛乳飲用が増加している。

[3]森永乳業新商品、プチ贅沢・健康・美容がキーワード

森永乳業は2月23日、2016年の新商品発表会を開催し、117アイテムの新商品を発表した。冒頭、宮原社長は、昨年発表した5カ年の中期経営計画に触れ、「事業の4本柱として、①機能性食品素材の利用とBtoB事業の強化、②グローバル化の推進、③健康栄養事業の育成、④既存事業の収益性の改善を追求していく」と述べた。
執行役員でマーケティング統括部長の髙見澤裕己氏は今期の消費者意識のトレンドとして次の3点を挙げた。
(1)消費増税の影響で節約志向と内食化が継続
(2)若年層では「プチ贅沢」を食で楽しむ習慣が定着
(3)健康・美容志向が定着
これらの点を意識した大型新商品は
1.「マウントレーニア リッチカフェラッテ」・・・<プチ贅沢>
 マウントレーニア史上最も贅沢なカフェラテ。素材、使用量、製法すべてにこだわった、プレミアムなマウントレーニア。
 最高等級豆ブレンドと、こだわりのミルクをたっぷり使用した濃厚リッチなおいしさをぎゅっとカップにつめた。
2.「アロエステ」ヨーグルト・・・健康・美容志向
 美容訴求の新たな機能性ヨーグルト。
 アロエ+エステ・・・摂取するエステとして美容ポジ ショニングを狙う。
3.「トロンヌ」・・・画期的な日本初の容器
 →手を汚さずに、プリン本体の上にカラメルソースをかけられる。
 (納豆のメーカーがやはり手を汚さずにパカッと割れてタレをかけられる
 新容器を開発したのと発想は似ているかも知れない)
 別添えソース一体型「ツインカップ」デザート(プリン)。
 日本で唯一の容器、「ツインカップ」。
 カラメルソースが上からかかった味にメリハリのあるプリン。

新商品の数々

宮原社長

髙見澤部長

[4] 安心・安全への意識が高い食品」1位は牛乳

JミルクのFB(フェイスブック)で牛乳の話題が取り上げられていたので、以下要約をご紹介します。それは、『「安心・安全への意識が高い食品」1位は牛乳!その上手な保存法4つ』というタイトルで、管理栄養士でもあるライターの望月理恵子さんが寄稿し、「WooRis!」に掲載された記事を、「マイナビニュース」が取り上げている。それをJミルクのFB(フェイスブック)が紹介しています。[2016/03/25]
■ネオマーケティングが全国の15歳~69歳の男女1,200人を対象に行った『TPPと食品購入に関する生活者意識調査』のアンケート結果
 →「食品の安心・安全が脅かされることによる食品の安心・安全への不安」を感じる人が約半数近くもいることがわかった。
■国産にこだわる食品とは
 消費者の“国産”へのこだわりと、安心・安全への関心が高い食品ベスト3
 ・第1位・・・牛乳
 ・第2位・・・穀類
 ・第3位・・・鶏卵
■魚や野菜よりも高い吸収率をもつ牛乳
 牛乳の成分で注目すべきものの1つはカルシウムで、吸収率は
 ・野菜に含まれているカルシウムは約20%
 ・魚では約30%
 ・牛乳は約40%と食品の中でもトップクラスで効率よく吸収される
■牛乳の品質を保つための4つの鍵
 (1)温度
  牛乳の品質を保つためには温度がとても重要。購入してきてそのまま放置したり、冷所でも10度以上で保管したりすると劣化が始まる。購入したら早めに冷蔵室へ。
 (2)開け方
  牛乳パックは、通常は上部片側だけ開けるように作られているが、全開する人もいる。全開は雑菌の入り口が大きくなり、劣化しやすくなる。
 (3)注入口の接触
  注入口となる部位を触ったり、閉める時に注入口を直接指で押してしまったりすると、指についた雑菌がパックに付着して劣化しやすくなる。
 (4)保存形態
  ドアポケットや他と当たらない場所で立てて保管するといい。

(編集後記)
静岡商組の長島理事長から連絡がありました。県下で朝日新聞の専売店が森永牛乳の販売店を始めたそうです。当初は、小規模の運送業者を使い、温度管理も徹底されていなかったようで、理事長も気をもんでいましたが、今は改善されたようです。これもひとつの時代の流れでしょうか。

今後毎月10日、20日、30日の発行を目指しています。
今のところ、当分は無料で発信する予定ですが、その後、月額500円の会費を頂戴したいと考えています(検討中)。全乳連に加入している商業組合の組合員の方は無料です(検討中)。併せて、全乳連ホームページ上に掲載していきます。皆様の感想をお聞かせいただければ幸いです。
何でも結構ですから、ご意見がありましたら、下記あてご連絡ください。

全乳連便り配信の解除を希望される場合は、下記あてご連絡くださるようお願い致します。

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□■発行元:全国牛乳商業組合連合会
□■発行人:渡邉 佳三郎
□■発行責任者:白根 忠広
□■〒101-0032 東京都千代田区岩本町2-11-3 第八東誠ビル7階
(乳販連合会)
□■TEL:03-5809-1776 FAX:03-5809-1786
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□■HP:http:www.zennyuren.or.jp/
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