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「全乳連便り」-街の牛乳屋さん通信ー

第29号 2016年3月10日号

毎月10日、20日、30日発行

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全乳連事務局の白根です。「全乳連便り」―街の牛乳屋さん通信、第29号をお届けします。

気象庁は3月21日午前11時、「東京の桜が開花した」と発表しました。東京・千代田区の靖国神社を訪れ、桜の標本木の枝を観察した結果、「開花」の発表基準となっている「5~6輪以上の開花」を確認し、東京の桜の開花を発表しました。

昨年より2日早く、平年より5日早いということです。今回は、「国内最古級の牛乳ビン出土」などの記事をお送りします。

◆今回のメニュー◆

  • [1]Jミルク・栄養指実践セミナー(京都)
  • [2]雪印メグミルク、「ボトラッテ」が春の目玉
  • [3]マイナンバーカード、その後
  • [4]国内最古級の牛乳ビン出土
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[1] Jミルク・栄養指実践セミナー(京都)

昨年11月15日、Jミルクは京都市で管理栄養士、栄養士向けに「栄養指導実践セミナー」を開催した。2人の講師による講演が行われ、その後グループに分かれて討議するワークショップを取り入れた体験型研修で、50名ほどが参加した。
講演の講師を務めたのは、京都光華女子大学教授の廣田孝子先生と駒沢女子大学教授の西村一弘先生。
廣田先生のテーマは「減量が筋肉、骨密度、体脂肪、老化に及ぼす影響」。20年以上ににわたる骨密度の測定等の調査・研究によって蓄積された膨大なデータを基に話しを進め、栄養指導につて、科学的なデータを役立てて健康指導するオピニオンリーダーになってほしい、と訴えた。
廣田先生はまず骨粗しょう症の話しから入り、「腰を折るようにしているお婆さんをよく見かけるが、あれは単に背骨が曲がっているのではなく、圧迫骨折を起こしているのだ」と言い、「これは、カルシウム不足、女性ホルモン不足によるもので、あまり痛みを感じることがなくても、数カ所骨折していたというケースはざらにある」と警鐘を鳴らす。

<講演要旨、ポイント>
●低骨密度者の特徴
 ・(女子)低体重、低身長、初経が遅い→牛乳・小魚の摂取不足、ヨーグルトが嫌い、イス式の生活様式
 ・(男子)低体重、低身長→チーズの摂取不足、牛乳が嫌い
 ・(閉経後の女性)低体重、閉経後年数、現在運動・運動歴不足、骨折歴
  →牛乳・小魚の摂取不足、欠食が多い、人工乳で育った
 ・(高齢期女性)低体重、低身長、閉経後年数、現在運動不足
  →たんぱく質の不足、大豆製品の不足、野菜の不足、多くの子を母乳保育
●骨粗しょう症予防・治療のための食事療法
 ①カルシウムは1日7~800mg
 ②ビタミンDは10~20μg(マイクログラム)、1μg=0.001mg
 ③栄養バランスのとれた食事
 ④適正体重の維持(無謀なダイエットはしない)
●ダイエットで体脂肪を減らせるか?
 (4か月間のダイエット=食事・運動の結果、やせ願望のある女子学生100名)
 ・牛乳を飲む群=体重 -1.2kg(夕食前に200mlの牛乳を飲む)
 ・どちらでもよい群=体重 -0.8kg
 ☆飲んだ方が早く減るが、統計的に有意差はない
●ダイエット後の体脂肪、筋肉量、骨量の変化
 (カロリーを落としながら、ウォーキング、階段を使って運動)
 ・牛乳を飲む群  =体重、体脂肪が減って、筋量が増えた
 ・どちらでもよい群=体重、体脂肪、筋量、すべて減った
●ダイエットの研究まとめ(夕食前に牛乳200ml以上を飲めば)
 →・体脂肪を減少
 ・ウエストを減少
 ・筋量や骨量は減少させない
 ・コレステロールを増加させない
 ・血圧の低下効果
 ・メタボリックシンドロームを予防

廣田先生

西村先生

[2] 雪印メグミルク、「ボトラッテ」が春の目玉

雪印メグミルクは、2月9日、東京・早稲田で平成28年春季新商品の発表会を行った。同社がこの春、消費者に伝えたいキーメッセージは「ミルクのおいしさとたのしさで、笑顔あふれる毎日に」。
冒頭、取締役執行役員の板橋登志雄氏は、「様々な社会環境の変化に対応して新商品を開発した」と説明し、挨拶した。
●超高齢化社会の進行
 ・健康に対する不安
 ・健康意識の高まりから食に健康を求める
 →乳(ミルク)の機能性を具現化した商品で、消費者の「健康意識の高まり」に応えていく。
●食に求める価値の多様化
 ・女性活躍の場拡大=オフィス需要、癒し
 ・先行き不透明な経済=堅実、安定志向
 ・よりおいしいものへのこだわり=新しい食シーン
 →食の多様化した価値に応えるべく、新たな価値を付与した商品を提案し続ける。
●酪農を取り巻く環境変化
 →国内酪農を基盤とし、乳(ミルク)の付加価値を具現化した商品を市場に投入する。
 また板橋氏は、昨年秋季に機能性食品としてリニューアル発売した、「恵megumiガセリ菌SP株ヨーグルトについて、売上げが好調に推移している、と発表した。個食タイプでは6.5倍以上、ドリンクタイプでは3.5倍以上と好調だ。
●今季の最重点商品
 「BOTTLATTE(ボトラッテ)」
 ・乳飲料の新ブランド、カフェラテとロイヤルミルクティーの2種
 ・チルド飲料の課題克服・・・ふたつき容器の利便性
 ・新たな需要創出を図る・・・「新しい飲用スタイル」の提案
  →仕事などをしながら飲む
 ・キャッチコピーは「たっぷり、はかどる、ながラッテ。
 「ボトラッテ」
●重点新商品
 「雪印北海道100 クリームチーズ シャルドネ」
 ・ブドウ香るさわやかチーズ
 ・北海道産100%の生乳と生クリームを使用
 ・さわやかなシャルドネが香るデザート系のクリームチーズ

http://www.meg-snow.com/

[3] マイナンバーカード、その後

1月から本格運用が始まったマイナンバー(社会保障・税番号)制度で、個人番号が書かれた通知カードの紛失や番号の流出などのトラブルが相次いでいる。国はトラブルの全容を把握しておらず、番号変更の判断は自治体に委ねている。流出した番号が悪用される恐れもあり、国の個人情報保護委員会などが厳重な管理を呼びかけている。
マイナンバー法では、従業員などのマイナンバーを管理する企業や学校は、情報漏れや紛失がないよう適切に管理する義務がある。過失での情報漏れや紛失だけでは処罰されないが、個人情報保護委が改善を求めても従わない場合に処罰が検討される。
マイナンバーを勤め先が紛失したり、他人に見られたりした場合、どうすればよいのか。通知カードや顔写真つきのマイナンバーカードの紛失なら、コールセンター(電話0120・95・0178)に連絡し、地元の市区町村で再発行手続きができる。ただ内閣官房によると、マイナンバーを変更できるのは「漏洩(ろうえい)して不正に用いられるおそれがあると認められる場合」に限られ、その判断は「市町村が個別に審査する」(総務省住民制度課)という。
マイナンバー制度に便乗した不審な電話やメールも相次いでおり、警察庁が注意を呼びかけている。同庁によると、全国の警察が14日午後3時までに受けた相談は431件。現金や通知カード、キャッシュカードなどを詐取された実害は9件だった。
手口別ではマイナンバーや個人情報を聞き出そうとするものが106件、マイナンバーや個人情報の流出をかたったものが77件、「マイナンバーを受け取るのにお金が必要」といった手続き費用に関係したものが33件あった。175件で相手方が市役所や警察、消費生活センターといった官公庁などを名乗り、57件が民間企業を名乗った。今年は不審なメールが増えているという。
警察庁の担当者は「マイナンバーの関係でお金を求められることはない。カードや通知カードを自治体が回収に行くこともない。不審に感じたら、家族や公的機関にすぐに相談してほしい」と話す。警察は相談専用電話(#9110)で、消費者庁も消費者ホットライン(188)で相談を受け付けている。
(朝日新聞、3月17日)
●東乳商のある理事のコメント
「牛乳販売店も従業員を雇用する立場上、それぞれのマイナンバーをきちんと管理しなければならない。だが、難しいのは、「ダブルワーク」の問題。メインの勤務先から副業を禁止されている人の扱いをどうしたらいいのか。ただでさえ、人手を確保するのが困難な昨今、頭の痛い問題だ」
この件について、ネットで調べてみると。
マイナンバー制度の開始とダブルワークについて、副業がばれる危険性についての質問に対し、
回答者は「マイナンバー制度が理由で副業を知られることは無いですよ、そんな仕組みは無いですから」と答えている。
さて、どうしたものでしょうか。もう少し調べてみます。

[4] 国内最古級の牛乳ビン出土

3月3日のJミルクフェイスブックに興味深い書き込みがありましたので、ご紹介します。 明治5年に創業した「京都牧畜場」の刻印のある、国内最古級の牛乳ビンが京都市内の寺跡地から出土し、市埋蔵文化財研究所が25日発表した。 「京都牧畜場」の刻印のある牛乳瓶が、お寺の跡地から発掘された。青みがかった小ぶりなガラス瓶です。このガラス瓶は高さ12センチ、最大径は4・5センチ。首は細長く、やや青みがかっている。同牧畜場は国内最古の官営牧場のひとつで、同市左京区に牧場を持って営業していた。当時の人が、牛乳を大切に飲んでいた様子が想像できる。 Jミルクでは、トモヱ牛乳博物館のご協力で、幕末、明治、大正の牛乳ビンをはじめ、牛乳乳製品にまつわる道具の写真を掲載している。こちらもご覧ください。

■牛乳の歴史的資料(Jミルク)
http://www.j-milk.jp/tool/sozai/sozai/a_kiso/04.html

牛乳が日本で広まったのは幕末から。トモヱ牛乳博物館(茨城県)の担当者は「当時は貴重品。明治時代のビンは珍しい」とニュー(乳)発見に驚いた様子。【メディア・ニュース】産経WESTより
●東乳商のある理事のコメント
 「昭和の初め頃、自分で牛の乳を搾り、ビンに詰めて販売していたが、そのビンは5勺(しゃく)が主流だった」
 そこで、またネットで調べてみると、次のような記述があった。
「日本で市販される牛乳は、明治時代から大正時代の頃までは90ml(5勺瓶)、昭和初期から昭和45年頃までは180ml(一合瓶)の容量が主流で、昭和45年以降は200mlの瓶が中心となった。一合瓶から20ml増量したきっかけは、厚生省が学校給食用牛乳の標準容量を200mlに策定したことによる。
その他、宅配用や土産用には720ミリリットル~1リットルの大瓶が存在する。また、海外(欧米など)には3.8リットル入りのガロン瓶(英: Square milk jug)のものもある。(ウィキペディア、フリー百科事典)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%9B%E4%B9%B3%E7%93%B6

(編集後記)
Facebook(フェイスブック)で読んだいいお話しをひとつ。アメリカでのこと。スターバックスを愛用しているある聴覚障害の男性が、いつものように、スマホで注文したいメニューを打ち込んでスタッフの女性に見せると、彼女が1枚の紙を差し出したそうです。「手話で対応します」と書かれていました。彼女は独学で勉強して、習得したそうです。

今後毎月10日、20日、30日の発行を目指しています。
今のところ、当分は無料で発信する予定ですが、その後、月額500円の会費を頂戴したいと考えています(検討中)。全乳連に加入している商業組合の組合員の方は無料です(検討中)。併せて、全乳連ホームページ上に掲載していきます。皆様の感想をお聞かせいただければ幸いです。
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