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「全乳連便り」-街の牛乳屋さん通信ー

第26号 2016年1月20日号

毎月10日、20日、30日発行

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全乳連事務局の白根です。「全乳連便り」―街の牛乳屋さん通信、第26号をお届けします。

 

早いもので、新年のご挨拶をしたかと思ったら、もう月がかわろうとしています。原油安から、株価が下落を続けているようで、不安定な年の幕開けです。今年の景気はどう推移していくのでしょうか。今回は、東乳商の新春のつどい、などの記事をお送りします。

◆今回のメニュー◆

  • [1]マイナンバーカード制度、7回目
  • [2]ケイ・フロント・サービス前田社長インタビュー
  • [3]明治、チョコレートで受験生応援
  • [4]東乳商、新春のつどい
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[1] マイナンバーカード制度、7回目

マイナンバーカード7制度第7回目は、14年前に導入された住民基本台帳ネットワーク(住基ネット)との違いについてお伝えする。
住基ネットは2002年に導入された際に、国民総背番号制だという批判で反対運動が起こったが、導入が強行された。
すべての住民票に11桁の番号をふり、自治体どうしをコンピューターでつないだ。番号による識別で、同姓同名などによる取り違えは起きづらくなった。だが、番号で管理されることへの反発や個人情報漏れの不安も、根強くあった。
一方、今月から役所の手続きなどで使われ始めた12桁のマイナンバー(社会保障・税番号)も、全国民の個人情報を扱い、番号で管理する点は同じだ。大きく違うのは、使いみちと使い方。
住基ネットで扱う情報は、住所、氏名、性別、生年月日。住所変更や年金支給などの手続きで、役所どうしが番号を用いてやりとりする。マイナンバーの使いみちは、もっと広い。社会保障と税金がらみの手続きの多くが対象で、市区町村、ハローワーク、税務署などが、それぞれ利用者の情報を番号で管理する。
使い方も、マイナンバーはより複雑だ。住基ネットでは番号は役所内で使い、住民にはめったに伝えない。マイナンバーは、番号を知らせて役所の窓口で提示させる。企業にも役所に代わって従業員や顧客の番号を集めさせる。
政府は、税金逃れや生活保護の不正受給も見つけやすくなると期待する。システムが整う来夏以降は、役所が利用者に求める書類も減らす予定で、「行政の効率化」もアピールする。
(朝日新聞1月18日を参考に加筆)

[2] ケイ・フロント・サービス前田社長インタビュー

森永乳業の販売店として幅広く活躍されている、(株)ケイ・フロント・サービス「湘南ミルク&デザート」の前田かおり社長にお話しを伺った。
「牛乳屋は外回りか電話営業しかない」と常々語っている前田社長のところに、一昨年末、森永乳業本社から打診があった。宅配の主力商品である「カルダス」の拡販についてお手伝いしてほしい、という内容だった。昨年3月に具体的な内容が固まり、6月から独占的にテレアポの作業をスタートした。地元の神奈川県を皮切りに、10月からは群馬・埼玉・千葉・東京と広げていった。つまり、森永乳業東京支社の管轄エリア全てを網羅する作業になった。テレアポの作業を個々の店舗で進めるのは大変だし、しかも教育するのも大変ということで同社が全面的に 請け負うことになった。前田社長の話しでは、「おそらく業界で初めてのことだと思う。スタッフを20人規模に拡大していく」計画だという。現在では、カルダス以外の全商品に対象を拡大している。
更に同社長は積極策を打ち出す。中小企業庁が公募した「ものづくり・商業・サービス革新事業」にチャレンジし、見事700万円の補助金を獲得した。
ここで取組む事業が実にユニークだ。顧客の便を調べて健康チェックをするというから驚く。日本ビフィズス菌センター、テクノスルガ・ラボ(静岡県駿河市)とコラボレーションして、検体100人分(便のキット)をチェックする。
14日間、カルダスを飲んだ人と飲まない人で調べる。結果は見えているようなものだが、「究極の納得契約」を目指しているとのこと。
テクノスルガ・ラボによると、「研究所、病院、大学などの研究機関以外のところからの依頼は初めて。顧客の顔が見える、ということが非常に面白い」とコメントしてくれたようだ。
前田社長の計画はまだ続く。将来的には、慶応大学藤沢キャンパスの協力を得て、「簡易検査のキット」を作成し、3~4千円で売り出す考えがある。
「未病防止に役立てたい」と熱く語ってくれた。 次号では、前田社長の新たな取り組み、「茅ヶ崎市とタイアップした弁当宅配事業」についてお知らせする。

前田社長 お得意様の福室ヒデ子さんと

前田社長 事務所に残っていたスタッフと

出庫チェックする前田オーナーと右腕の中川さん

前田かおりオーナー

[3] 明治、チョコレートで受験生応援

(株)明治の川村和夫社長は年頭にあたり、「収益力向上を目指す」とした所感を発表した。その概要は以下の通り。
●2015年度に策定した中期経営計画「STEP UP17」では、「2020ビジョン」実現への第二ステップと捉え、成長の加速と更なる収益性向上を目指す、としている。その1年目の取り組みで、主力商品のヨーグルトやチョコレートの売り上げが好調に推移した。
●16年度では、チョコレートの健康価値を訴求することで市場拡大を図っていく。
・一昨年から、愛知県蒲郡市、愛知学院大学と産学官共同で行ってきた大規模実証研究の結果、確認できたこと。
→カカオ成分72%以上のチョコレートの継続摂取で、「血圧低下」・「善玉コレステロール値の上昇」・「BDNF増加」(※)。
(※)「BDNF増加」は記憶力や認知機能との大きな関連性がある。
同社は、このチョコレートに関して、様々な活動に取り組んでいる。

http://www.meiji.co.jp/corporate/pressrelease/2015/detail/20150717_01.html

①1月7日に品川区のエトワール女子高等学校で受験生応援イベントを実施。
元柔道家の篠原信一さん、タレントのおのののかさん、ベストセラー「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶応大学に現役合格した話」の著者の坪田信貴氏が、高カカオチョコレートと記憶力UPの関係を訴え、同校生徒にエールを送った。
②主要全国紙に受験生応援の広告を掲載。
「たっぷりのカカオポリフェノールは、美と健康だけでなく、お勉強のお供にも、なかなか相性がいいのです。受験生のみなさん、ラストスパートがんばってください」との応援メッセージを掲載。
③「チョコレート検定」9月に実施。
これまで社内で「ショコラアドバイザー試験」を実施してきたが、明治グループ創業100周年と明治ミルクチョコレート発売90周年を記念して、一般の方向けに検定試験を実施する。
http://www.meiji.co.jp/corporate/pressrelease/2016/detail/20160112_01.html
④「カカオ・チョコレート教室」実施
長年実施してきた、明治食育セミナー出前授業「みるく教室」に加えて、今年から「カカオ・チョコレート教室」実施することになった。
広報部ダイレクトコミュニケーショングループの飯泉千寿子グループ長は、「1月18日に初めて『カカオ・チョコレート教室』を小平の小学校で実施してきた。カカオ・チョコレートという身近な食材を通じて、その向こうにある自然の恵み、歴史や国際協力について学べる出前授業です」と説明してくれた。
http://www.meiji.co.jp/csr/society/society03.html
http://www.meiji.co.jp/csr/society/partner/partner01.html

篠原さんとおのののかさん

[4] 東乳商、新春のつどい

東京都牛乳商業組合(東乳商、渡邉佳三郎理事長)は1月19日、東京・御茶ノ水のホテル聚楽で「東乳商2016理事支部長新春のつどい」を開催した。50名ほどの参加者が、和気あいあいと懇親の夕べを楽しんだ。
主催者挨拶した渡邉理事長は、乳販連合会(全乳連、日本乳販政治連盟、東乳商、都改協)として新しくホームページを立ち上げたこと、乳和食の実践講座を研修会として開いたこと、4回目の宅配牛乳謝恩キャンペーンでは1万3千件の応募があったことなどを披露し、事業が順調に実施されていることを紹介した。しかし、その一方では、加盟する販売店が510店と、10年前と比べると329店も減少している、と危機感を募らせた。
販売店の減少について同理事長は、「高齢化と後継者不足によって廃業が進んでいる。ひとつには、業界としての魅力がない、世間一般と比べて年収が低いということが主な理由だ。統計によると、従業員規模が2人以下の店が54.4%。この状況は何とかしなければいけない」と訴えた。
そこで、東乳商の平成28年度の事業計画として、「『東乳商元年』と位置づけ、『宅配の空白地帯をなくす』ことに真正面から取り組む」と決意表明した。渡邉理事長の構想では次のような点がポイントとして挙げられた。

<来賓挨拶>
●全改協村田副会長
「何かやらないと動かない。高齢化が進む中、共生化を図っていきたい」

●東明協川幡理事長
「大東京の宅配市場の特異性は、23区全世帯の30数%が高層マンションで、入っていく余地がない。それと、単身者が多いことも特長だ。一方で、乳業界全体で見たら、はっ酵乳関係が非常に好調だ。乳酸菌が健康に直結していることをアピールして、我々販売店もメーカーと協力して、お客様に積極的に勧めていきたい」

●中小企業診断士佐藤卓先生
「長野県の真田の近くに、役場の企画課勤めを辞めて、後を継いだ牛乳屋の息子さんがいる。『牛乳屋では自分の好きなことができる』とラインやフェイスブックで情報を発信したり、商工会議所と地域貢献活動をしたり、そば屋のメニュー開発を行い、また、女性の働きやすい職場づくりを考えるなど、積極的に活動している。皆さんも参考になさってください」

新春のつどいで、皆さんが楽しみにしている余興では、今年は現役の販売店の方が登場。森永牛乳練馬北販売店の店長を務める西尾明弘さん(ピアノ担当)と鈴木ちさとさん(ヴォーカル)のユニット、「Retro Note(レトロノート)」が「上を向いて歩こう」などを演奏。拍手喝さいを浴びていた。

渡邉理事長

レトロノートの演奏

(編集後記)
 女優の大竹しのぶさんが、朝日新聞の夕刊にエッセイを書いています。今回のテーマはフランスのシャンソン歌手、エディット・ピアフ。大竹さんは彼女を主人公にした舞台「ピアフ」で、ピアフの役を演じ、ヒット曲を歌っている。5年前のこと。地方での千秋楽の日、舞台で仲間たちと拍手を受けている時、劇場後方から一人の中年女性が駆け寄り、泣きながら「もう一度『愛の讃歌』を歌って欲しい」と手を合わせた。大竹さんはビックリしたが、出演者全員で心を込めて歌い、劇場が一つになった、と感じたそうです。筆者は、この記事を読むたび、涙ぐんで しまいます。いい話しだなあ、と思います。

今後毎月10日、20日、30日の発行を目指しています。
今のところ、当分は無料で発信する予定ですが、その後、月額500円の会費を頂戴したいと考えています(検討中)。全乳連に加入している商業組合の組合員の方は無料です(検討中)。併せて、全乳連ホームページ上に掲載していきます。皆様の感想をお聞かせいただければ幸いです。
何でも結構ですから、ご意見がありましたら、下記あてご連絡ください。

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