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「全乳連便り」-街の牛乳屋さん通信ー 

第24号 2015年12月20日、30日合併号

毎月10日、20日、30日発行

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こんにちは、全乳連事務局の白根です。「全乳連便り」―街の牛乳屋さん通信、第24号をお届けします。

 

前回,23号で、お送りした埼玉県牛乳普及協会の畜産フェア・牛乳乳製品フェアの記事で、会長名を島村巧作氏とお伝えしましたが、坂本健次氏の誤りでした。お詫びして、訂正いたします。今回は、明治期のミルクの足跡探訪、インフルエンザの記事などをお送りします。

◆今回のメニュー◆

  • [1]ブラミルク@東京 ~明治期のミルクの足跡探訪~
  • [2] 第15回「牛乳紙パックで『遊ぶ学ぶ』コンクール」
  • [3]インフルエンザの正しい予防法、ヨーグルトの効用
  • [4]三浦雄一郎氏、80歳の健康法は牛乳・ヨーグルト
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[1] ブラミルク@東京 ~明治期のミルクの足跡探訪~

11月7日、「ミルク1万年の会」(代表世話人、前田浩史氏)は、「ブラミルク@東京~明治期のミルクの足跡探訪~」を開催した。
 帯広畜産大学准教授の平田昌弘先生が著した「人とミルクの1万年」の出版を契機に、「立場を越えてミルクにまつわるネットワークを立ち上げよう」という声のもとに、2月2日、80名ほどの有志が集まり「ミルク1万年の会」が立ち上げられた。今回は、同会の初めての試みに30名ほどの参加者が集まった。
 参加者は探訪の前にJミルク会議室で簡単な講義を受けた。
前田氏は、「日本で本格的にミルクの飲用が始まったのは明治維新の後からで、今回尋ねる場所にはその遺構は残っていない。地図を紐解きながら、ミルクを通して日本の近代化について考え、想像力を駆使して楽しんでいただきたい。この会は、ミルクをテーマに様々な立場の人が集まっている。おもしろい体験をしてください」と挨拶した。
日本酪農乳業史研究会常務理事の矢澤好幸先生は、「明治期の東京に於ける牛乳事業の発展と経過の考察」と題して講演した。牛乳搾取業の成長と変遷についての先生の講義は多岐にわたり、明治3年の時点で全国の牛乳搾取業の2/3が東京に集まっていたとし、これは職を失った武士階級の救済、広い武家屋敷の再利用のために牧場を作ったことによる。
また、特に配達業者についてのお話しは大変興味深い内容だった。
 当時、牛乳専門の配達業者は苦学生などが多く、また夫婦で 配達する人も多かったようだ。これらの配達業者は注目の的だったらしい。鳥打帽(今でいうハンチング)に揃いの法被、黒の股引に黒の足袋といういで立ちで、牛乳を届けるお屋敷の女中さんと恋仲になり、結婚する人も多かったそうだ。給料も高く、人気の的で、まさに「イケメン」の配達人だったのだ。
 また、牛乳配達に使った麻の袋(今でいうトートバッグ)の底に は、「ハトメ」(※)の穴を1つ開けていた。割れたビンからもれた牛乳を落とすためだ。これを考案したのは、京都の「一澤帆布店」の初代だった、というのも驚きだった。今や大人気の「一澤帆布店」のバッグも、ルーツは牛乳屋さんの配達袋だったとは。
(※)一般には靴・衣類・紙などに紐を通す穴に取り付ける環状の金具を指す。
 後に調べた一澤信三郎氏の話しを紹介する。
 「牛乳屋はんは、長いことうちの店のお得意さんでした。大正の初めごろから昭和の半ばまで、ずっと牛乳配達用の袋を作っていたんです。自動車やバイクが普及するまでは、庶民の足は自転車でした。昔は、牛乳配達は自転車の前ハンドルに前袋を二つ掛けて、後ろの荷台に後ろ掛けと言う袋を二つ付けて配達していたんです。衛生上、前袋には新しい牛乳瓶を、後ろ掛けには回収した空き瓶を入れてました。それぞれ20本入り、30本入り、35本入り、40本入り、45本入りまでありました。前袋は底が円型で、ロープの柄がついています。自転車に擦れて傷みやすい
部分は生地を二重に当てています。牛乳がこぼれてもそこから流れ出るように、底にハトメの穴を一つ開けていました。
前袋も後ろ掛けも、明治14年生まれのうちのじいさん(祖父)が、牛乳屋はんから頼まれて苦労して考えた型やそうです」(信三郎のええかげんな話)
 今は昔の牛乳配達の風景ですが、著者が子供のころはすべてこのスタイルでした。タイヤが太い自転車で牛乳屋さんが配達に来ると、ビンがガチャガチャなってすぐわかりましたね。自転車を止めるときのスタンドはX型でした。

https://www.facebook.com/milk10000years/

伊藤左千夫牧舎兼住居跡

我が国黎明期の牧場

芥川龍之介生誕の地

北辰社牧場跡での矢澤先生の説明

[2] 第15回「牛乳紙パックで『遊ぶ学ぶ』コンクール」

全国牛乳容器環境協議会(容環協)、一般社団法人日本乳業協会が協賛する第15回「牛乳紙パックで『遊ぶ学ぶ』コンクール」(主催:「牛乳紙パックで『遊ぶ学ぶ』コンクール」実行委員会)の最終審査が11月12日(木)に東京で行われ、一次審査を通過した30作品の中から、千葉県の高田悠里さん(千葉県習志野市立実籾小学校5年)の作品「ミルクフェニックス」が、最優秀賞に選ばれた。いろいろなものに姿を変えて蘇える牛乳紙パックをフェニックスに見立てた発想力、発想を形にする追求心と構成力が、審査委員全員から高評価を得た。
他に、優秀賞2点、全国小中学校環境教育研究会賞、全国牛乳パックの再利用を考える連絡会賞、全国牛乳容器環境協議会賞、日本乳業協会賞各1点、佳作23点を決定した。
 同コンクールは、全国の小学生を対象に紙パックを素材とした工作作品を募集、顕彰することにより、地球環境やリサイクルへの関心を高め、資源の大切さについて学ぶ機会を提供することを目的としている。全国318の小学校と21人の保護者から、合計2,828点の作品が寄せられた。
 審査委員長を務めた銭谷眞美氏(東京国立博物館長・元文部科学事務次官)は総評として、「子どもの発想は果てしが無い、と改めて思いました。審査基準のひとつである独創性が様々な方向で展開されており、紙パックの活用力、技術力、環境思考など他の指標と考え合わせることが難しい審査となった」と述べた。
 表彰式は12月12日(土)14時から東京・台場の東京ビッグサイト「エコプロダクツ2015」展内の全国牛乳容器環境協議会ブースで行われ、上位7賞の受賞者を表彰した。

http://www.packun.jp/news.html#151211  

[3] インフルエンザの正しい予防法、ヨーグルトの効用

 本格的な冬を迎え、電車や街中にマスク姿の人々を見かけることが増えてきた。これからの季節に私たちの頭を悩ませるのがインフルエンザだ。例年、流行のピークは1月から2月とされており、年末年始の慌ただしさが落ち着いた頃に、発熱や関節の痛みといった症状を訴える患者が急増する。インフルエンザに一度罹患してしまえば、しばらくの間、出勤や登校はおろか、外出もままならない状況に置かれてしまう。大切な仕事を抱えるサラリーマンや本番を迎える受験生は、これまでの努力が無駄になってしまう事態だけは避けたいところ。そのためには、イン フルエンザの正しい予防法を知り、罹患リスクを下げることが肝心だ。

●インフルエンザ予防

最大の予防法は、流行前にインフルエンザワクチンの接種を受けること。ワクチンの接種で、インフルエンザに感染しにくくなるし、かかったとしても軽い症状ですむことが証明されている。例年、接種した人のうち9割以上に抗体の生成が認められている。
→ワクチンの接種は、効果のピークをインフルエンザの流行時期である1月から2月に合わせるには、11月初旬から中旬ぐらいの接種が理想的で、遅くとも12月中に済ませることが望ましい。

<日常生活における予防法>

●免疫アップ ヨーグルトの力

 免疫力を高める働きがあるとして、近年注目されているのが、ヨーグルトなどに含まれる乳酸菌だ。ウイルスや細菌などの病原体が体内に侵入するのを防ぐ役割を果たすのが「免疫細胞」。この免疫細胞の6割が腸に存在している。腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌の増殖を抑えて腸の運動を活発にすることが、免疫機能の向上には重要であり、この善玉菌を増やすためには、乳酸菌を含むヨーグルトなどの食品を直接摂取することが効果的だといわれている。

●各社のヨーグルト

 近年、機能性を追求した商品が市場に出回っているが、各社の主な商品は以下の通り。

 

それぞれのメーカーが様々な機能を前面に打ち出ししのぎを削っている。牛乳販売店の皆様は、お客様のニーズに合わせて、頑張って自社の商品をセールスしてください。

[4] 三浦雄一郎氏、80歳の健康法は牛乳・ヨーグルト

 プロスキーヤー、冒険家の三浦雄一郎さんは、平成25年5月23日、80歳で世界最高峰のエベレスト登頂に成功した。70歳、75歳に続く3度目の快挙だ。現在の目標は「85歳でヒマラヤ山脈のチョユー峰に登頂し、スキーで滑降する」ことだと語り、「できれば90歳でまたエベレスト登頂に挑戦したい」と超高齢にもかかわらずに強靱な体を維持し、挑戦し続ける三浦さんに健康管理の秘密を聞いた。
  昭和60年、54歳の時に世界七大陸の最高峰全てからスキー滑降を達成するという偉業を果たした。その後、達成感の反動で暴飲暴食を続け、完全なメタボ体形になり、50歳代後半から60歳代半ばまで高血糖、高血圧、脂異常症とまさに「生活習慣病のデパート」とでもいうべき状態だった。
  メタボから脱出する契機となったのは、70歳でエベレスト登頂に挑戦という目標を立ててトレーニングを開始したことだ。
三浦さんは、「高齢になると体幹部が弱くなってくる。骨密度が低くなり、筋肉が落ちる。これを防ぐためには、一般の高齢者にも『運動』『休養』『栄養』の3つがポイントになる」と語る。
  三浦さんの健康管理の3つ目のポイントである『栄養』については、タンパク質を積極的に摂ることを心がけている。ヘビーウオーキングの後によく飲むのは、父・敬三さん考案のスペシャルドリンクだ。作り方は、「牛乳、ヨーグルト、きなこ、ゴマの粉、卵、黒砂糖、ハチミツをジューサーで混ぜ合わせるだけ」。メタボ脱出を目指していた時は、このドリンクを朝、昼、晩の毎食後に必ず飲んでいた。「今は、作り置きしておいて、思い出したときに飲む程度だが、登山に向けたトレーニングの開始後は毎日飲む」そうだ。
  北海道大学獣医学部に学んだ三浦さんは、牧場でのアルバイトを通じて昔から牛乳やヨーグルトは大好きだった。チーズやバター工場のアルバイト経験もあり、乳製品全般を若い頃から積極的にとり続けている。
  全国各地の講演活動で出張なども多いが、出張先のホテルでもヨーグルトは欠かさない。ホテルの部屋に帰ったら眠る前に必ずヨーグルトを飲む。パーティーのバイキングでも乳製品を必ずとるのを習慣にしている。自宅でも必ずヨーグルトを飲んでから寝るので、「ヨーグルトは、家の冷蔵庫に必ず常備しているし、新製品が出ると必ずトライしてみる」とも。
  事務所では、牛乳とヨーグルトの宅配サービス利用している。
  「近くにコンビニエンスストアもあるけど、買いに行くのが意外と面倒。習慣的に届けられるのは非常に便利。子供の頃は大きな瓶の宅配牛乳に慣れ親しんでいたので懐かしい気もする。定年で仕事をリタイアした人なども宅配を活用すれば乳製品を定期的に簡単に摂取することができると思う」と語る。

(産経新聞)http://www.sankei.com/special/seikatsu2/

(編集後記)
今年も残すところあとわずか。今年の漢字に選ばれたのは「安」でした。安心、安全、安寧、来る年は安らかな年明けでありますように。
今後毎月10日、20日、30日の発行を目指しています。
今のところ、当分は無料で発信する予定ですが、その後、月額500円の会費を頂戴したいと考えています(検討中)。全乳連に加入している商業組合の組合員の方は無料です(検討中)。併せて、全乳連ホームページ上に掲載していきます。皆様の感想をお聞かせいただければ幸いです。
何でも結構ですから、ご意見がありましたら、下記あてご連絡ください。

 

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