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「全乳連便り」ー街の牛乳屋さん通信ー 
 
第18号 2015年8月30日号

毎月10日、20日、30日発行

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 こんにちは、全乳連事務局の白根です。「全乳連便り」―街の牛乳屋さん通信、第18号をお届けします。
事務局のパソコンが故障し、メール送信ができなくなり、発行が1週間遅れました。申し訳ありません。
 日本列島は8月の盆明け頃から曇天が続き、日照時間が少なったせいで野菜の生育が遅れ、高値が続いているようです。一方、ひっ迫が懸念されていた生乳の需給は、学乳再開後も暑さが和らいだせいか、緩和基調で推移しています。
 今号は、特商法関連の記事を中心にお届けします。

       ◆今回のメニュー◆

[1] 「訪問販売ほぼ全部ダメ!」に待った、特商法

[2] 牛乳小売業数5720店、14年商業統計

[3] 「知りたい!マイナンバー」

[4] ココロとカラダの健康は「社会参加」がキーポイ 
   ント ─いつもの私にプラス1─

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[1] 「訪問販売ほぼ全部ダメ!」に待った、特商法

 特定商取引法の改正に向けて消費者庁が中心になって準備を進めているが、その行方について牛乳販売店業界は注目している。消費者委員会が諮問した「特定商取引法専門調査委員会」が8月25日に、第11回目を迎え、「中間整理」を取りまとめた。本来、「中間取りまとめ」とする予定だったが、事業者サイド、消費者サイドの意見が完全に合意するに至らず、このようになった。
 第8回から傍聴した感想は、「望まない訪問はお断り」とする消費者サイドと「訪問できないのは死活問題」とする事業者サイドとの隔たりの深さだ。ただ、回を重ねるごとに、その隔たりはせばまってきたと感じている。
 我々の業界にとって大いに勇気づけられたのは、ある消費者サイドの委員から、「『新聞業界の試読』、『牛乳販売業界の試飲』は、消費者の了解を得てから行っているので問題ない」という意見だ。しかも、どの委員からも反論が出なかったことは更に意を強くした。
 全体的に、「不招請勧誘禁止」を即立法化するのは、いかがなものか、という雰囲気が出てきた、と感じる。いずれにしても、9月から再開される同調査会の動向を引き続きチェックしていきたい。なお、9月16日には、全国中央会からの要請で、消費者庁と消費者委員会の担当者から話しを聞く委員会にオブザーバーとして出席するので、また報告します。
 6月10日に開催された第6回の調査会では、事業者側から7社の代表が参考人として意見を述べ、「訪問販売ほぼ全部ダメ!」に待ったをかけた。この表現は、同日、TBSテレビで放送された「Nスタ」での表現を引用した。この番組については、東乳商のある参与の方から、渡邉理事長に連絡が入り、全乳連事務局に一報が入り、確認することができた。日頃のコミュニケーションの良さの賜物だろう。
 福島県南相馬市で牛乳の製造・販売を手がける松永牛乳(株)の松永代表取締役会長は切々と訴えた。
 同社がある南相馬市は人口7万の都市だったが、東日本大震災の津波、そして福島第一原発の事故により、一時は1万を切る状態だった。同社の顧客も、一時は3000軒以上の宅配のお得意先があったが、200軒まで減り、何とか300軒まで戻った。松永会長は、「私どもは、宅配事業が会社の牛乳事業の根本のところだ。宅配事業自体が訪問販売に当たるかどうかはわからないが、宅配事業を始めるに当たって、まず第一歩目は『訪問販売以外はあり得ない』。私どものような中小・零細企業は、大きな会社のように、宣伝で勧誘することはできない。宅配事業を知っていただくには、宅配している1軒のお宅があったら、その近所にサンプルの牛乳を6本ぐらい持って行って、いかがでしょうかというのが私どもの拡売と言う。こうした取り組みによって販売を拡大させている現状だ」と訴えた。この松永会長の意見は、双方の各委員にしっかり受け止められたようで、その後度々、各委員の発言に引用された。

 http://www.cao.go.jp/consumer/kabusoshiki/tokusho/


[2] 牛乳小売業数5720店、14年商業統計
 
 牛乳小売業数5720店、14年商業統計
 経産省官房調査統計グループがこのほど公表した「14年商業統計速報」によると、14年7月1日現在の牛乳小売業数は5720店で、12年2月1日現在で集計した経済センサス活動調査に比べ942店、14・1%減少した。
 過去の同調査では、牛乳小売業数は02年に若干増加したのを除き、1976年の2万1008店をピークに減り続けている。経営者の高齢化や後継者不足、食品宅配の競合、業態間競争などを背景に減少しており、飲食料品小売業23万8540店(前回比25・0%減)に占める構成比は2・4%となった。
 従業員別規模では2人以下規模が全体の54・4%を占めるが、前回(12年経済センサス)に比べ726店減少したのをはじめ、3~4人規模が233店、5~9人規模が57店、10~19人規模が47点それぞれ減少している。これに対し、20人以上規模では前回調査に比べ増加しているのが今回調査の特長。50~99人規模は41店、100人以上規模も9店増えた。
 この結果、全体の従業者数は3万127人、1店当たり平均は5・27人で前回比1・23人増加、年間商品販売額は4029億300万(13年1~12月)、1店平均7044万円で前回比2・5倍増となっている。
 また前回調査(12年経済センサス活動調査)から分類された、牛乳・乳製品卸売業数は2697店で前回比76店増。従業員数は2万3542人、1店平均8・77人で2・01人減。年間商品販売額は2兆5316億7400万円、1店平均9億3870万円で26・0%減少した。
                 (酪農乳業速報)
 http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/syougyo/result-2/jikei.html

  
[3] 「知りたい!マイナンバー」
  
  来年1月に運用が始まる社会保障と税の共通番号(マイナンバー)の利用範囲を広げる改正マイナンバー法と、改正個人情報保護法が9月3日の衆院本会議で、与党や民主党などの賛成多数で成立した。
 これを機会に、先頃、産経新聞で「知りたい!マイナンバー」というタイトルの記事を紹介する。10月からスタートするマイナンバー制度についてわかりやすく解説されており、5回にわたって掲載された。
 マイナンバー制度?
 1<制度の目的は?>
 税と社会保険の共通番号(マイナンバー)制度に基づく番号通知が10月に始まる。暮らしや仕事で何が変わるのか。5回にわたり、Q&A形式で解説する。
 Q マイナンバーとは
 A 赤ちゃんからお年寄りまですべての人に割り振られる12桁の個人番号のことだ。番号は結婚したり、引っ越したりしても変わらない。年金や医療などの社会保障、確定申告などの税、被災者への支援金支給など災害対策に利用する。
 Q 導入の目的は
 A 国や自治体がばらばらに管理している年金や税金などの個人情報を番号で結びつけ、行政手続きを効率化することだ。番号でさまざまな情報を照合できるため、例えば、年金事務所に厚生年金の受給開始を申請する際、添付が必要だった住民票を省略できる。ゆくゆくは個人の収入や社会保障の状況を正確につかみ、税金逃れをチェックしたり、本当に助けが必要な人をみつけて手をさしのべたりと、公平な負担や給付を実現させるのが最大の狙いだ。
 Q 今後のスケジュールは
 A 10月に自分の番号が記された「通知カード」が自宅に郵送され、来年1月から行政手続きでの番号の活用が始まる。1月から希望者が申請すれば「個人番号カード」が無料で支給され、公的な身分証明書としても使える。平成30年には預金口座にも番号が適用される予定だ。
 Q 住基ネットとの違いは
 A 住基ネットの情報は住所、氏名、生年月日、性別のみで、情報閲覧も役所の中だけで用途も限定的だ。マイナンバーは多岐にわたる情報が管理され、インターネットを通じて閲覧できたり、民間を含めた幅広い用途で利用できる。

http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/bangoseido/gaiyou.html

[4] ココロとカラダの健康は「社会参加」がキーポイ 
   ント ─いつもの私にプラス1─

 いつまでも住み慣れた「わがや」で暮らすために、地域での支え合いや人とのつながりが大切だとよく言われる。いざとなってから「まち」や「ひと」とつながりを持つのはちょっと大変。そこで、まだ、まだ元気な時に地域でセカンドライフを楽しみながら、自分の健康づくりや、支え合いの輪を広げていきたい。あなたのプラス1発見を応援します。
 これは千葉県柏市が発行する在宅医療情報紙「わがや」第6号の一文です。とても参考になる内容なので、以下、ご紹介します。
 ●やりたいことからスタート!!
  まちには元気のタネがいっぱい
  「少しゆとりができた時間で何かやってみたいな・・・」そう思っても一歩を踏み出す機会が」なく、いつもの毎日を過ごしている人も多いのではないでしょうか?
 じっくりと相談できる窓口や便利なウェブサイトで、いつもの毎日とは違う何かを探してみましょう。
 ▽まずは健康づくり
  ・健康体操
  ・健康マージャン教室 など
 ▽もっと学びたい
  ・セカンドライフ応援セミナー
  ・千葉県生涯学習大学校
  ・大学講座 など
 ▽ゆったりペースで仕事をしたい
  ・福祉施設での食事の配膳
  ・学習塾の講師
  ・デイサービス送迎 など
 ▽趣味で仲間づくり
  ・写真
  ・俳句
  ・ソフトボール
  ・アロマセラピー など
 ▽できることからボランティア活動
  ・病院内ボランティア
  ・ケアラーズカフェ(※)のスタッフ
  ・花壇づくり など
  (※)「ケア」している人たちの相談を受けたり、仲間作りを支援したり、学習会をしたり、情報を交換することができるカフェ
この記事で取り上げた内容は、毎日忙しい牛乳販売店の方にはも
ちろん、参考になりませんが、お客様で高齢の方との普段の会話のやりとりの中で使っていだけたらいいな、と思ってご紹介しました。

 http://www.city.kashiwa.lg.jp/soshiki/061510/p015916.html


(編集後記)
 「ミルク1万年の会」は11月7日に「ブラミルク@東京ー明治期のミルクの足跡探訪」を開催します。日本におけるミルク利用の黎明期を支えた、明治期の東京の酪農乳業産業の起源について理解を深めるのが目的としています。すでにエントリーしましたので、報告させていただきます。

 今後毎月10日、20日、30日の発行を目指しています。
 今のところ、当分は無料で発信する予定ですが、その後、月額500円の会費を頂戴したいと考えています(検討中)。全乳連に加入している商業組合の組合員の方は無料です(検討中)。併せて、全乳連ホームページ上で、記事の詳細を掲載するよう検討しています。皆様の感想をお聞かせいただければ幸いです。
 何でも結構ですから、ご意見がありましたら、下記あてご連絡ください。

 全乳連便り配信の解除を希望される場合は、下記あてご連絡くださるようお願い致します。

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□■発行元:全国牛乳商業組合連合会
□■発行人:渡邉 佳三郎                      
□■発行責任者:白根 忠広                         
□■〒101-0032 東京都千代田区岩本町2-11-3 第八東誠ビル7階
(乳販連合会)
□■TEL:03-5809-1776 FAX:03-5809-1786      
□■MAIL: zennyu9@poppy.ocn.ne.jp    
□■HP:http:www.zennyuren.or.jp/     

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