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 「全乳連便り」ー街の牛乳屋さん通信ー
     11号 2015年4月10日

       毎月10日、20日、30日発行

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 こんにちは、全乳連事務局の白根です。「全乳連便り」―街の牛乳屋さん通信、第11号をお届けします。
 「花の命は短くて」と言いますが、桜は本当に早く散ってしまいますね。
 4月は値上げの季節、酪農乳業速報が東京都内のスーパー、コンビニ7店での店頭調査の結果を報じていました。スーパー等のPB1リットルが概え据え置きで、NBは10円以上の価格改定が行われているようです。
 牛乳販売店にとってどれだけの影響があるのか、まだ未知数ですが、お客様とのコミュニケーションを密にして、落本防止に努めたいですね。「全乳連便り」も少しでも皆様のお役にたてるよう、頑張ります。


        ◆今回のメニュー◆

[1]森永カルダスの継続飲用と健康状態調査

[2]Jミルクの実証実験、「お買い物カゴに健康を」

[3] 酪農家の生乳直販、第2弾

[4] 明治プロビオヨーグルトPAー3新発売
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[1] 森永カルダスの継続飲用と健康状態調査

 森永乳業は3月12日、東京・八重洲で、中高年齢層の健康状態に関する調査の結果報告セミナーを開催した。
 タイトルは、「男女中高年齢層2万人の健康状態に関する全国調査結果発表」ーミルクカルシウム・ビフィズス菌同時摂取とQOLとの関係ー。

<調査の概要>
 ・「ビフィズス菌配合カルシウム強化ミルク」
  =カルダス摂取、非摂取で調査
 ・2013年12月?2014年3月
 ・50代?80代の男女が対象
 ・牛乳販売店を通じて調査票を配布
 ・92,110部の内23,188の有効回答を回収

 カルダス摂取の方が、骨折やいくつかの疾患の罹病経験が少なく、また便秘など日常生活におけるQOL(クォリティ・オブ・ライフ=生活の質)の改善が確認された。

<研究の背景と目的>
 厚生労働省の調査による日本人の健康寿命
 ・男性 71.19歳→平均寿命との差、9.02年
 ・女性 74.21歳→平均寿命との差、12.40年
 健康寿命とは、介護の必要がなく健康的に生活できる期間を示しており、高齢化社会においては、いかに健康寿命を延ばし、QOLを向上させるかがより重要になる。

 この数年、ヒトの腸内に生息する腸内細菌と様々な疾病発症との関連性が相次いで報告されている。
→腸内細菌が健康に及ぼす影響が注目
→ビフィズス菌は善玉菌の代表格
 (有害菌の増殖を防止、腸内環境整備)
→腸内のビフィズス菌数は加齢にともない減少

 そこで、男女中高年を対象として、「ビフィズス菌配合カルシウム強化ミルク」(カルダス)の継続的な摂取が健康状態にどのような影響を及ぼすか調べることを目的にアンケート調査を実施した。

<結果の概要>
摂取群と非摂取群では以下の違いがあった
・男女ともに「便秘または便秘傾向を示す」割合が低かった。
・日常生活で「物忘れ」(男女)、「疲労感」(女性)、「腰痛」(女性)を感じる方が少なかった。
・「大腸ポリープ」(男性)、「腎臓病」(女性)、「肝臓病」(男性)、「胆石」(男性)の罹患経験率が低かった。
・10年以上摂取している女性は過去5年間の「骨折経験」が少なかった。

 http://www.morinagamilk.co.jp/corporate/release/2014/0313_2339.html

 
[2] Jミルクの実証実験、「お買い物カゴに健康を」
─「新たな需要創出のための小売店舗での付加価値訴求活動」─

(一社)Jミルクは、3月9日から4月5日の期間、サミットストア成城店、向台町店において、公益社団法人日本栄養士会が事業推進する<栄養ケア・ステーション>を導入し、管理栄養士の知見を活用した新たな食品売場活性化の取り組み(実証実験)を実施した。
 Jミルクの説明によると、「この取り組みは、健康な食生活の普及、食品売場の活性化、国産の牛乳乳製品の価値向上を目指し、サミット株式会社、公益社団法人日本栄養士会の協力により実施する活動です。
 実証実験のタイトルは『お買物カゴに健康を。』と題し、子どもの健康な成長を願う母親層、健康の維持管理が必要なシニア層をターゲットに、日本栄養士会所属の管理栄養士が、毎日の食事や健康に対する食生活アドバイスや毎日の献立や食生活改善アドバイスをおこない、対象商材の購買促進を高める知見や知識を『売場』発の情報に付加・発信します。特に、不足しがちな牛乳や野菜をバランスよく取入れることなどの商品のカテゴリー別の価値訴求を行い売場の活性化を目指します」としている。
このほか、実施期間中に8回にわたって、管理栄養士の知見を活かした<乳和食のおいしい減塩法>実感体験の試食を行った。

 4月4日の取材当日、「栄養ケア・ステーション」では管理栄養士による栄養相談会が開かれており、土曜日ということもあって、ひっきりなしに相談に訪れる人が後を絶たなかった。中には、一生懸命メモをとる主婦もいて、手ごたえを感じた。
また、▽売場での管理栄養士常駐による「食と健康献立や食生活のアドバイス」の実施(平日のみ)、▽試食コーナーでの管理栄養士の知見を活かした<乳和食のおいしい減塩法>実感体験(土日のみ)などを実施した。当日は、牛乳乳製品売場近くで、ミルクめんつゆの試食が行われていた。3倍希釈のめんつゆと牛乳をまぜた味に、多くのお客さんが「まろやかでおいしい」とびっくりしていた。
 https://www.jmilk.jp/about/p_release/berohe000000grks-att/berohe000000lv2c.pdf

[3] 酪農家の生乳直販、第2弾

 前号で、北海道別海町の大規模酪農家がホクレンを通さずに、生乳を道外に集荷するための事業協同組合をつくり、群馬県の生乳卸『MMJ(ミルク・マーケット・ジャパン)』を通じて道外乳業メーカーに出荷した、という記事ををご紹介した。
 道内の酪農家がMMJ経由で生乳を出荷するのは3例目だが、多くのメディアがこれを報じていて、今後こうした動きが加速されていくことを予感させる。
 4月11日の日経新聞では、大手乳業が相次いで値上げを実施する一方、逆に値下げする中堅メーカーが表れた、と報じている。背景には酪農王国、北海道の生産者の脱農協と本州進出の動きがある。
 従来、生乳の集荷・販売のほとんどは全国10地域にある「指定団体」が一括して担ってきた。全国の生乳シェアの半分以上を占めるのが北海道産で、多くはチーズやバターなどの加工用に回され、飲用牛乳用よりは買い取り価格が安く抑えられている。国からの補助金があるものの、飼料の高騰が続き、苦しい経営状態を打開しようと、一部の酪農家が直販に踏み切ったものと思われる。
 昨年、ホクレンへの出荷をやめた、北海道の大規模酪農家は、手取りが1割増えたと話している。
 こうした状況が進み、量販店が安い牛乳の取り扱いを更に増やしていくことになると、牛乳販売店にとってますます脅威となる恐れは十分ある。この動きを止めることは容易ではないが、今後も引き続き注視していきたい。

[4] 明治プロビオヨーグルトPAー3新発売
 
 4月7日付の全国紙に黄色を強調した広告が掲載された。赤字で「祝発見!」、「プリン体と戦う乳酸菌」の文字が大きく踊っていて、三浦友和さんが商品を高く掲げて立っている。中高年男性をターゲットにしていると思われる。
 更に、「みなさん、おめでとうございます。ついに、プリン体と戦う時代がやってきます。明治が保有する数千種類の乳酸菌ライブラリーからプリン体に着目して選び抜かれた、プリン体と戦う乳酸菌、ラクトバチルス ガセリPA?3株。明治プロビオヨーグルトPA?3新発売 いよいよ本日、祝発売!」と説明が続く。
 新聞広告のほかにテレビCM、交通広告(中吊りポスターなど)も展開する。
 同社広報部によると、

 ●「LG21」、「Rー1」に続く新ブランド

 ●プリン体と戦うPA?3乳酸菌を配合

 の2つの特長を前面に打ち出し、ヨーグルトの新たな健康価値を提案することで、ヨーグルト市場の更なる活性化を図っていく、としている。
 また、プリン体には代表的な3つの構造があり、PAー3のブランド名はそこに由来している。そのプリン体だが、細胞の中に存在して遺伝子の構成成分やエネルギー通貨などとして、生命活動には欠かせない物質だが、過剰な摂取は、血液中の尿酸の量を増加させ、高尿酸血症や痛風の原因となる。
 PAー3乳酸菌は3つのメカニズムでプリン体に直接作用する、ということを訴えていきたい、としている。

 http://www.meiji.co.jp/dairies/yogurt/meiji-pa3/

(編集後記)
 前号の森永乳業関連の記事で「新規販売店の解説」とあるのは「新規販売店の開設」の誤りです。お詫びして訂正いたします。 
 牛乳販売店の皆様と話をしていると、配達員の確保が難しい、という声をよく聞きます。先日、YAHOOのニュースで、京都の牛乳屋さんの記事を掲載していたのですが、まさに配達員の確保が難しいということに触れていました。配達員確保が難しく、瓶の音、エンジン音などで早朝から昼間の配達に切り替えた、と報じていました。
 以前から懇意にしている栃木県茂木の販売店さんは、配達員全員を子どもを持つお母さんにしていました。子どもが学校や保育園、幼稚園に行っている間に配達してもらうそうです。皆さん、いろいろ御苦労なさっているのですね。
 
 今後毎月10日、20日、30日の発行を目指しています。
 今のところ、当分は無料で発信する予定ですが、その後、月額500円の会費を頂戴したいと考えています。全乳連に加入している商業組合の組合員の方は無料です。併せて、全乳連ホームページ上で、記事の詳細を掲載するよう検討しています。皆様の感想をお聞かせいただければ幸いです。
 何でも結構ですから、ご意見がありましたら、下記あてご連絡ください。

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